あいさつ

全国高等学校体育連盟会長

久野猛

平成8年度第35回全国高等学校なぎなた選手権大会が、大阪府堺市におきまして盛大に開催されますことは、高等学校体育・スポーツの振興のためにきわめて意義深く、高等学校体育連盟としても大いに喜んでいるところです。

この大会は、平成9年度からいよいよ高等学校総合体育大会に加わって開催されることになります。したがって、本年度の大会は、これまでの35回の歴史をまとめる意味においても、関係者にとって特別な感慨がわきたつ大会になるはずです。大会が大きな盛り上がりに彩られ、大成功をおさめますよう祈念いたしております。

地方予選を勝ち抜いて、この大会に出場できることになった選手のみなさんの努力と精進に心より拍手を送ります。日ごろの練習の成果を存分に発揮し、すばらしい競技を展開されて、来年度以降の高校総体での大会へはずみをつけていただきたいと思います。

なぎなたは、確実な技をもって勝敗を競いながら、あわせて姿勢の美しさも評価の対象とされる競技で、わが国固有の武道の一つとして、多くの人々に愛好されてきました。現在、国民的スポーツとして、隆盛に向っているところでありますし、将来は、他の武道同様に、広く世界の人々に愛されることになるものと予想されます。選手のみなさんには、この大会出場を契機にさらに精進を積まれ、なぎなた競技の今後の発展にかかわってくださいますよう、お願いいたします。

終わりになりましたが、この大会の開催のためにご尽力いただいております関係各位に厚く御礼申しあげまして、あいさつといたします。

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