なぎなた競技の見方
●特性
なぎなた競技には、“試合”と“演技”の2つがあります。試合は、防具を身につけ、定められた部位を互いに打突して勝負を競い、また演技競技は防具を身につけず、指定された形を対人で行ってその技を競います。
1 試合競技
二人の試合者が、定められた部位(面部、小手部、胴部、脛都、咽喉部)を確実に早く打突して勝負を競います。技は振りあげ、持ちかえ、振り返して左右からあらゆる方向へ打つことができます。敏速な動きのなかから打突の機会を見いだし、相手に対して、よい間合からタイミングよく技を出すことが勝利に結びつきます。
●試合の方法
3本の勝負が原則で、試合時間内に2本先取した方が勝ちとなります。制限時間内に一方が1本取ったときは、その方が勝ちとなります。国体の場合団体戦で、3人で対戦し、勝者数により決定します。
なぎなたの用具
●勝負の判定
審判員は3名で、二人以上の審判員が打突を有効と認めたとき1本となります。審判員は、両手に赤白の旗を持ち、有効と認めたときその方の旗を斜め上にあげ、認めないときは両手を前下で振って意志の表示をします。
●反則
片足の全部及び倒れて身体の一部が場外に出たときは、場外反則となります。また、なぎなたの柄の部分で相手の側面を打つのも反則です、このほか審判規定に定められた反則を1試合中2回重ねると相手に1本が与えられます。
判定表示方法
面……メ
脛……ス
小手……コ
胴……ド
突き……ツ
反則……△
反則一本……(反)
(反則を2回した場合)
判定……(判)
不戦勝……○○
審判員の動作
「始め」
両族を前に水平にあげ、「始め」でおろします。
「有効打突と認めた場合」
有効打突の旗を斜め上方にあげます。
「分かれ」
せり合いから離す場合。両族を前に水平に上げ、左右に分けます。
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