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ごあいさつ

 

財団法人全日本なぎなた連盟
理事長 河盛敬子

 

わが国初の万博で世界の人々を集めた千里丘陵の一角、豊かな緑に囲まれた豊中市立千里体育館において、第37回都道府県対抗なぎなた大会が、第52回国民体育大会なぎなた競技リハーサル大会として開催されますことは、私どものひとしく喜びとするところでございます。
生活文化創造都市を目ざして躍動する豊中市40万市民の皆様は、すでに大会等を通して「なぎなた」をご存知の方も多いことと思いますが、今日の晴れの舞台で日本の伝統文化である「なぎなた」の神髄をあらためてご披露できますことは誠に意義深く、阪神・淡路大震災の災禍を乗り越えて、本大会の開催に向け多大なお力添えを賜りました豊中市に、深く感謝申し上げる次第でございます。
昨年が創立40周年でした全日本なぎなた連盟は、本年が21世紀を見据えた磐石の礎をつくるべき第1歩を踏み出す大切な年となりました。私どもは、なぎなたを修練する原点に立ち戻り、人間としての心の豊かさを求めるという本来の目的に、今一度思いをめぐらしていきたいと思います。なぎなたの国際的普及に伴い、競技力の向上を図ることは申すまでもないことですが、武道の特性である人間形成の道を求め、明るい希望に満ちた社会を構築するにふさわしい人となるよう、そしてなぎなたの心を通してこの世に貢献することが出来ますよう、衷心より念願いたしております。
本日全国各地より参集されました選手の皆様方には、日頃練磨されました技を遺憾なく発揮されまして有終の美を飾られますとともに、友情の輪を広げられますよう願ってやみません。
終わりに本大会にご協力いただきました諸先生方、ご後援いただきました関係諸団体ならびに、林市長様をはじめ豊中市国体実行委員会、地元役員の皆様方の長期にわたるご尽力に対し、厚く御礼申し上げますとともに、明年にひかえました「なみはや国体」のご成功をご祈念申し上げ、ごあいさつといたします。

 

 

 

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