ご挨拶

財団法人 全日本なぎなた連盟

理事長 河盛 敬子

本日ここ日本武道館におきまして、皇后盃第41回全日本なぎなた選手権大会が盛大に開催されますことは、誠に意義深く、喜びに堪えない次第でございます。

なぎなたは、長い歴史の中で培い、育まれてきた日本の伝統文化としての精神、技術、特性を備えており、私どもは、なぎなたを通して、「心」豊かな、次代の世界を担う人材を育成するとともに、正しいなぎなたを継承して行かなければならないと考えております。

昨年、皇后盃をご下賜たまわり、40回の記念大会は輝かしい栄誉に沸き立ちましたが、本大会は、来るべき50年の節目に向けて新たな第一歩を刻す大切な大会となるもので、本日ご参集の皆様とともに、心を一つにし、更なる発展に向けて、着実な努力を続けてまいりたいと思います。

本日出場されます選手の皆様は、各地の予選を勝ち抜かれた最高の競技者であり、日頃のご精進の成果を遺憾なく発揮されまして、心技とも格調高い’’なぎなた”の神髄をご披露いただきますとともに、よき思い出の大会となりますよう、心より願っております。

おわりに、師走ご多用のときにもかかわりませず、斯道奨励の思し召しをもってご臨席いただきましたご来賓の方々に感謝中し上げ、併せて本大会の開催にご後援賜わりました文部省、日本武道館をはじめ関係各位、また諸準備に万全をつくされました地元役員の皆様に対し、衷心より厚く御礼を申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

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