句会だより

石岡夏女

 

年の花の皆様お元気ですか。大阪も京都よりの寝屋川市、成田不動尊のすぐ近くの香西園より、句会の様子をお知らせ致します。
毎月二十五日の午後七時、全員二階の幅の広い長廊下に集ります。車椅子の方も御自分で漕いで来られています。
先ず最初に童謡を歌います。特に「もみじ」「夕焼け小焼け」「故郷」「赤とんぼ」「夏は来ぬ」等がお好きで、三番まできっちりと、手拍子をとって若き日を懐かしむ様に歌われます。
すっかり元気が出た所で俳句の話にうつります。松茸のちょっぴり入った夕餉
をいただいた事、昔登った富士山の暁空の美しかった事、奥さんを失くして半月たった事、等、等、等、それらを種に少し私が手をかして、一句が出来上ります。
のって来られる方が少しづつふえて来て喜んでいます。熱心な方は前もって作っておいてそれを見せに来られます。とっても嬉しいです。
それから、解りやすい句を紹介します。特に小林一茶の句が好きで、
へび寝たかふさいでやらう穴の口
せみ鳴くやつくづく赤いかざぐるま
やせ蛙負けるな一茶これにあり
ちようちようをしつぽでなぶる子猫かな
春雨やあひるよちよち門あるき
等、特に弱者に目をあてたやさしい視点が嬉しい様です。
このようにしてあっという間に句会が終り、句会の余韻を楽しみながら一人去り二人去りしていつしか終ります。

 

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