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1.調査研究の目的

改正SOLAS条約?章に準拠した「特殊貨物船舶運送規則」の規定により平成6年1月1日から、航海中に液状化するおそれのある固体ばら積み貨物(液状化物質)は、運送に先立って運送許容水分値を決定し船積み水分値を計測することが義務付けられた。液状化物質については、主に過去の事故例又は経験則をベースに策定したIMO・BCコードを基に決定された物質名が告示別表に規定されている。今後現れる可能性のある新規物質を含めたこれらの物質については、科学的に確立された物質の特定方法により、その適用範囲を確定する必要がある。そのため、当該物質の海上運送実態及び船積み水分値等を調査し結果を取りまとめ、また、調査研究結果を基に液状化判定のための試験法等判定基準を開発することにより、液状化関連規則の適用の条件を明らかにする。これにより貨物の液状化の可能性の有無をより確実に判断することが可能となり、依って固体ばら積み貨物の船舶運送の安全性の向上に資する。また、研究成果をIMO(国際海事機関)へ発表する。

 

2.調査実施概要

2.1.委員会開催日時

[平成6年度]
平成6年5月17日 第1回特殊貨物委員会
平成6年6月16日 第1回検討部会
平成6年9月27日 第2回検討部会
平成6年12月19日 第3回検討部会
平成7年2月7日 第4回検討部会
平成7年2月28日 第2回特殊貨物委員会
[平成7年度]
平成7年5月16日 第1回検討部会
平成7年5月30日 第1回特殊貨物委員会
平成7年9月12日 第2回検討部会
平成7年12月12日 第3回検討部会
平成8年2月21日 第4回検討部会
平成8年2月26日 第2回特殊貨物運送部会
[平成8年度]
平成8年6月12日 第1回Ad hoc部会
平成8年7月29日 第1回検討部会
平成8年9月11日 第1回特殊貨物委員会
平成8年9月19日 第2回Ad hoc部会
平成8年10月14日 第3回Ad hoc部会
平成8年12月26日 第2回検討部会
平成9年2月24日〜28日 IMO・DSC2
平成9年3月17日 第3回検討部会
平成9年3月21日 第2回特殊貨物運送部会

 

 

 

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