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手前味噌になりますが、こうしたことを一過性のものとせず、守口市社会福祉協議会としてもボランティア事業の中で皆様方ボランティアグループがすでに活動されておりますけれども、更なるボランティア養成のために講座なり研修を継続して実施しています。住民参加型による社会福祉を目指して、在宅福祉サービス事業の一環として有償ボランティアによるホームヘルプ活動として「すまいるサービス」事業も震災直後の2月に行政の協力を得て発足し、現在好評をいただいています。
さらに今年から、超高齢社会に向けて市民が安心して生活出来る、目に見える小地域ネットワークを構築していきたいという考えで各方面と検討を進めているところです。大阪府としても「おおきにボランティア」を作成して、大阪らしい人情味あふれる街づくりを目指しているところです。いずれもその原動力として汗を流していただくのは皆様方福祉委員であり、民生委員であり、本日ご参加の皆様方の福祉団体のご協力が是非必要です。あの阪神・淡路大震災の救援活動にいたしましても、過日の全国ボランティアフェスティバルにしましても、この貴重な体験を生かしながらこれらを一過性のものとせず、1歩でも2歩でも前進出来ますよう重ねてご支援をお願い致します。
本日はご案内のとおり、アメリカからマイアミ「タイムダラー」所長のアナ・ミヤレスさんをお招きしております。アナ・ミヤレスさんの来日につきましては(社)長寿社会文化協会様のなみなみならぬご尽力によるものです。後ほど記念講演をしていただくわけですが、また非常にお忙しい中を、介護保険制度でいまや全国的に名を馳せていらっしゃる守口市長喜多様にもご講演をお願いしてございます。
なおこのあと「ボランティア活動発展のために」をテーマにシンポジウムを開催します。パネリストには皆様方のお馴染みの方々をお迎えしておりますので、まさに乞う御期待でございます。
本日ご参加の皆様方も講演やシンポジウムから何か得るものがあろうかと思います。その意を十分にお組み取りいただきまして、この思いとパワーをこの守口市エナジーホールから様々なボランティアロード、そして新時代にふさわしい新しいボランティアの輪の広がりの一歩と成りえますよう心からご期待申し上げて開会の言葉といたします。最後までご静聴頂きますようお願い申し上げます。今日はこのようにたくさんお出でいただきまして主催者一同心より感謝しております。ありがとうございました。

 

 

 

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