『自治体とボランティアとのパートナーシップ』
司会 静岡県社会福祉協議 会地域福祉課長 鈴木 恒就 本日はアメリカから時間預託方式のボランティア組織である「タイムダラー」の責任者でありますアナ・ミヤレスさんをお迎えし、またお忙しいなかそれぞれのお立場で大変ご活躍されているパネリストの皆様をお迎えしております。大変内容の濃いシンポジウムになろうと期待しております。それでは早速始めさせていただきます。まず主催者を代表いたしまして(社)長寿社会文化協会の理事長、降矢憲一さんよりご挨拶申し上げます。 挨拶 (社)長寿社会文化協会 理事長 降矢 憲一 私どももこのようなシンポジウムをするのは初めてでして、今日の静岡をきっかけに全国6ヶ所でシンポジウムを開催致しますが、趣旨は「ふれあいをいかに広げていくか」ということです。今、ボランティアが世の光を浴びて大いに期待されていますが、そのボランティアのみなさんもいろいろな活動にご苦労されているようです。そういうボランティアの方々と手を取り一緒にやっていきたいと思っている行政側でもどの様にしたらいいのか模索しているのが今の日本の現状ではないかと思います。 私ども長寿社会文化協会はこれからの長寿社会を明るくたくましく作っていくために、お互いが手を結び合って協力しようではないか、という仲間の集まりです。ささやかな団体ですが少しずつ心を同じくする人達が増えてきまして、長寿社会文化協会の略称ですがWAC(Wonderful Aging Club)はいろいろな活動をしている団体と言われるようになり始めました。これは全国のボランティアの人達、またはバックアップをしてくださるいろいろな方がいらっしゃる中で、私どももささやかながらお役に立ちたいと思い実績を上げているところです。 今日の集まりはそのような趣旨からなるべくふれあいを広げていこう、そして立場が違うとなかなか話が通じていないところに問題や悩みはないか、このようなことをざっくばらんに話し合ってみようということです。私どもはこれまでは「日本はとてもいい国になった」と言っていましたが、どうも最近は「本当にいい国になっていくのだろうか、21世紀になると日本は大丈夫か」と気にされる向きもありますので、そういった心配を吹き飛ばすような力を私たち1人ひとりが持っていきたいと思っています。そのような皆さんの気持ちを一緒にして、今日ここで感じられたことをこの席だけではなくて地域や職場で広げていってほしいと思います。心配のない21世紀の回本を作ろうではありませんか。 司会 それでは基調講演に入らせていただきます。先ず最初に(社)長寿社会文化協会の理事をしていらっしゃる田中尚輝さんに「市長と自治体との協力」と題しまして講演をお願いします。
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