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4−1−3 ノンストップサービス

 

キオスク端末、インターネット等を活用し、行政手続きの電子化を推進することにより、国民に対し、様々なサービスを24時間、365日、提供することが可能となる。既に、多くの行政機関は、インターネットのホームページ上で行政情報(行政機関の案内、行政手続きの説明等)の提供を行っており、24時間365日、必要な情報をアクセスすることが可能となっている。今後、他の行政手続きに関してもサービスを拡大していくことにより、国民の利便性は向上することが期待される。

なお、今後、広域サービスの実現により職場や学校の近辺でも必要な手続きを行うことが可能となり、ワンストップサービスの実現により行政手続きの合理化も進むとすれば、深夜や年末年始までサービスを行う必要のある行政手続きはある程度、絞られると予想される。ノンストップサービスに関しては、夜間の運用経費や緊急時の人の手当も必要なため、住民のニーズを的確に把握した上で、サービスメニューを決定していくことが必要である。ノンストップサービスにおける課題としては、以下の点が挙げられる。

 

○ ノンストップサービスの需要の想定方法の検討

ノンストップサービスに関しては、実施されていれば国民にとって便利であることは明らかであるが、実際にどの程度の利用があるかは、事前のアンケート等だけでは明らかにすることは難しい。しかし、一旦、システム構築、人員の確保等を行うと、利用が少なくても廃止することは容易ではない。どのような方法で需要を想定するかについて、充分に検討していく必要がある。

 

○ 深夜のシステム運用に対応できる管理体制の整備

近年、コンピュータ、ネットワーク等の運用はほとんど自動化されており、メーカーによる遠隔メンテナンス等により24時間のサービス体制を確保するためのコストは以前と比較して大幅に低下している。しかし、ハッカーの攻撃や新種のコンピュータウイルス等による不測の事態や、ICカードを利用するサービスの場合にICカードが夜間に盗難にあったり、紛失する場合も想定されるため、ノンストップサービスにより発生しうる危険性を想定し、バックアップ体制を整備する必要がある。

 

 

 

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