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行政情報化の推進状況報告

−平成7年度における実施状況を中心として−

 

平成8年7月12日

行政情報システム各省庁連絡会議了承

 

はじめに

 

政府は、平成6年12月25日に「行政情報化推進基本計画」(以下「基本計画」という。)を閣議決定し、平成7年度を初年度に5か年計画で行政の情報化を積極的に推進しているところである。

行政の情報化を着実に総合的・計画的に推進していくためには、定期的に推進状況のフォローアップを行い、その結果を関連施策に反映していくとともに、推進状況を公表し、各方面の理解を得ながら進めていくことが必要である。

このため、基本計画では、計画の進ちょく状況について毎年度フォローアップを行い、各省庁官房長等で構成される行政情報システム各省庁連絡会議で取りまとめの上、公表することとしている。

本報告は、計画初年度である平成7年度において、各省庁がそれぞれ、あるいは、政府全体として実施した行政情報化関連施策の実施内容を取りまとめるとともに、これを踏まえて今後実施すべき施策の重点を明らかにしたものである。

また、高度情報通信社会推進本部(本部長:内閣総理大臣)は、平成7年2月21日に「高度情報通信社会推進に向けた基本方針」を決定し、高度情報通信社会の意義を明確化するとともに、21世紀に向けて高度情報通信社会の構築を推進するために、高度な情報通信インフラを早急に整備すべきであるとし、当面対応すべき具体的な政策課題として、情報通信の高度化のための諸制度の見直し、ネットワークインフラの整備等と共に、公共分野の情報化等をあげ、行政、研究、保健・医療・福祉、防災等公共6分野における情報化推進のための基本的な考え方を示した。この中で、行政分野の情報化については、基本計画に基づき、総合的、計画的に推進することが決定され、その進ちょく状況について、総

 

 

 

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