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■事業の内容

(1)IALA理事会への出席
[1] 第13回IALA理事会は平成7年6月20日から22日までの間、ノルウェー(ベルゲン)で開催され、参加各国理事及び関係者と意見交換を行い、航路標識に関する国際的な動向把握に努めた。
 なお、理事会では、次の議題について報告、討議が行われた。
〇 IALAの財政について
〇 会員の入退会について
〇 関連国際会議出席報告について
〇 電波航法関係資料のIMO提出について
〇 COM40(第40回無線通信小委員会)報告について
〇 歴史的灯台の保存に関する討議について
〇 その他
[2] 第14回IALA理事会は平成7年12月4日から8日までの間、IALA本部(フランス サンジェルマン アン レイ)で開催され、参加各国理事及び関係者と意見交換を行い、航路標識に関する国際的な動向把握に努めた。
 なお、本理事会では、次の議題について報告、討議が行われた。
〇 IALAの財政について
〇 会員の入退会について
〇 IALA出版物について
〇 工業会員について
〇 関連国際会議出席報告について
〇 西部及び中央アフリカの研修センターについて
〇 IALA技術委員会について
〇 その他
(2)IALA技術委員会への出席
 IALA技術委員会(船舶通航業務(VTS)委員会)は、平成7年9月4日から8日までの間IALA本部で開催され、参加各国の委員及び関係者と技術的な情報交換当を行い、VTSに関する国際的な動向把握に努めた。
 なお、この委員会においては、次の議題について報告、討議が行われた。
〇 VTS運用者の採用、資格付与、研修について
〇 VTSの運用手順について
〇 VTSマニュアルについて
〇 VTSの資質について
〇 VTSの情報交換、事故報告、VTSセンサーのデータについて
〇 VTSに関するIMOでの作業について
〇 VTS表示器とECDIS表示器の記号の統一について
〇 VTSトランスポンダについて
〇 その他
(3)ILA(インターナショナル ロラン アソシエーション)会議への出席
 ILA会議は、平成7年11月15日から17日までの間米国(ヴァージニア州ウェストフィールド)で開催され、ロランCに関する最新の技術情報の収集、意見交換を行うとともに、米国及び参加各国の動向把握に努めた。
 本会議は、次の議題等について発表、討議が行われ、多数の技術レポートが提出された。
〇 WGAからILAへ名称変更について
〇 電波航法システムに関する米国政府の方針について
〇 電波利用者国際会議について
〇 GPSとジャミング(電波妨害)に関する情報について
〇 モスクワ95電波標識国際会議の報告について
〇 米国コーストガードの安全警報について
〇 その他
■事業の成果

(1)IALA理事会への出席
 IALA理事会にて、参加各国の航路標識関係者と積極的に情報、意見交換を行い、国際的な現状、動向等を把握できたことは、当協会が航路標識分野で国際協力事業を推進していくうえで極めて有意義であると思料される。
(2)IALA技術委員会への出席
 IALA理事会の決定に基づき、技術的な問題について検討を行う各種委員会のうち、船舶通航業務(VTS)委員会にて参加各国の専門家と技術的な討議を行うとともに、最新の情報や国際的な動向を把握できたことは、国際協力事業を推進していくうえで、大きく寄与することができるものと思料される。
(3)ILA(インターナショナル ロラン アソシエーション)会議への出席
 ILA会議にて参加各国の専門家とロランCに関する技術的な討議を行うとともに、情報収集、意見交換等を行い、国際的な現状と動向把握ができたことは、ロランCが我が国における電波航法の主要なシステムであることから、誠に有意義であった。





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