■事業の内容
本調査研究は、高齢者・身体障害者等が海洋性レクリエーションに参加出来る為の利用施設・機器について国内外の利用状況及び地域の要請等について、その実態を調査し、望ましい海岸施設について研究することにより、これからの高福祉社会の要請に対応する健全な海洋レクリエーションの振興に寄与し、海事思想の普及につながることは勿論、もって、マリーナ及びビーチを基地として活用する小型船舶の利用を促進することに寄与する。
（１） 実施内容
[1] 人にやさしい生活空間の実態調査
・アンケート調査（全国自治体）
（バリアフリーの重要性、認識・対応等）
[2] 文献調査
身障者用建築物・海レク施設、機器の現状等
[3] ヒヤリング調査
（初島・鳥羽・津田・ハワイ）
[4] 施設・機器の検討
問題点、課題等の基本的な事項について
（２） 報告書の作成・配布
[1] 作成部数 ２７０部 Ａ４版 １１３頁 図表入
[2] 配布先 協会傘下会員、国の関係機関等
■事業の成果
近年、高齢化社会がすすみ、身体的障害を持つ人々が増加している中にあって、我が国における高齢者、身障者を対象とした海岸施設の整備に対する要請が高まってきている。しかし、高齢者、身障者（ハンディキャプト）が一般の人と同様に海洋性レクリエーション活動に参加できる施設の歴史は浅いため、その現状把握は、十分とはいえない状態である。
このため、その実態を調査し、望ましい海岸施設についての検討を行ない、その結果を今後の高福祉社会の要請に対応する海洋レクリエーション施設の整備に利用することによって、小型船舶等による健全なビーチの振興に大きな成果が予想される。
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