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■事業の内容

(1)演奏会
[1] 演  奏  ロリン・マゼール指揮 ピッツバーグ交響楽団
ヴァイオリン独奏:ジュリアン・ラクリン
[2] 内  容  著名な演奏団体(指揮者)による演奏会を特別価格で勤労青少年・学生などに提供すると共に、クラシック音楽を気軽に鑑賞できる機会を提供した。
[3] 期  日  平成7年6月1日(木)
[4] 会  場  東京芸術劇場(東京池袋)
[5] 曲  目  チャイコフスキー
「くるみ割り人形」より花のワルツ/悲愴
ヴァイオリン協奏曲二長調
[6] 対象人員  1,000名
(2)音楽助成金の交付
[1] 第3回 マーチングシンポジューム
a.内  容  モデルバンドとパネラーにより音楽ホールにおいても、魅力あるマーチング・バンドを目指すための方法、取り組み方等をディスカッションした。
b.申請団体  日本マーチングバンド指導者協会
c.期  日  平成7年4月29日(土)
d.会  場  浜松アクトシティ中ホール(静岡県浜松市)
e.交付金額  500,000円
[2] 54回 マーチングバンド・バトントワリング指導者研修会
a.内  容  指導者の育成と指導法の向上を目的とした講習会を開催した。
b.申請団体  日本マーチングバンド指導者協会
c.期  日  平成7年8月16日(火)〜19日(日)
d.会  場  箱根ランド(静岡県田方郡函南町)
e.交付金額  500,000円
[3] 1995ヨーロピアングランプリ合唱コングールヘの招聴参加
a.内  容  前年の六大国際合唱コンクールの各グランプリ受賞団体による、アマチュア合唱団のチャンピオンを決めるコンクールヘの参加と日本の合唱を世界に知らしめるとともにグランプリを受賞した。
b.申請団体  コーロ・カロス合唱団
c.期  日  平成7年8月22日(火)〜9月1日(金)
d.会  場  ペトラルカ劇場他(イタリア共和国、トスカーナ州)
e.交付金額  2,000,000円
[4] スミソニアン研究所国立自然史博物館和太鼓公演
a.内  容  標記博物館で開催する「一竹辻が花」展のオープニング記念公演及び特別公演を行い、日本太鼓を広く海外に紹介した。
b.申請団体  全日本太鼓連盟
c.期  日  平成7年11月12日(日)〜20日(月)
d.会  場  スミソニアン博物館、在米日本大使館(米国・ワシントン)
e.交付金額  2,000,000円
[5] 第19回 日本太鼓全国講習会
a.内  容  日本各地の和太鼓愛好者を対象に、演奏技術の習得・向上及び指導者の育成を図るための講習会を開催した。
b.申請団体  全日本太鼓連盟
c.期  日  平成8年1月14日(日)〜15日(月・祝)
d.会  場  クワハウス碁点(山形県村山市)
e.交付金額  500,000円
[6] 東京クワルテットマスターコース
a.内  容  世界を代表する東京クワルデットの指導のもと、室内楽の演奏技術、芸術性の向上と国際音楽家としての心構え等を教授した。
b.申請団体  ロイヤルグレースアカデミー
c.期  日  平成8年1月16日(火)〜21日(日)
d.会  場  ロイヤルグレースホテル淡路島(兵庫県洲本市)
e.交付金額  2,000,000円
[7] エイパ1996公開レッスン&コンサート
a.内  容  各種室内楽の指導を公開しながら相互に研修し、併せてその成果発表と指導者によるミニコンサートを実施した。
b.申請団体  日本アマチュア演奏家協会
c.期  日  平成8年2月10日(土)
d.会  場  日本青年館ホール及び会議室(新宿区霞ヶ丘)
e.交付金額  1,000,000円
[8] 第3回 吹奏楽指導者指揮法講習会
a.内  容  合奏の指導者として必要な指揮法及び合奏法を中心にした講習会を開催した。
b.申請団体  日本吹奏楽指導者協会
c.期  日  平成7年11月12日(日)
会  場  大麻高校(北海道江別市)
平成7年12月17日(日)
教育大学附属中(和歌山県和歌山市)
平成8年1月21日(日)
熊本県立劇場(熊本県熊本市)
平成8年2月25日(日)
教育センター(石川県金沢市)
平成8年3月24日(日)
岩手大学付属中(岩手県盛岡市)
d.交付金額  1,000,000円
■事業の成果

(1)演奏会
 世界的に著名なロリン・マゼール氏の指揮による演奏会は、誰もが感動すると云われているが、今回の公演はピッツバーグ交響楽団を率いてチャイコフスキーの曲を特集した演奏会となった。
 この演奏会は、特別価格で提供することになったうえ演奏曲目が比較的一般に知られていることから、通常のコンサートでは入場料金が高価なため思うように聴けない音楽愛好家や、日頃クラシックを聴く機会の少ない人にとって絶好の機会となり日本における音楽人口の増加につながるものと思われる。終了後、勤労青少年はもちろん多くの方々から、感謝のことばが寄せられていた。
 回を重ねる度、欧米等に見られる来聴者同士の親睦や同伴で鑑賞する兆しが見える等、演奏会に対する生活文化様式も変化し、着実に音楽文化の向上に寄与しているものと思料する。
 また、演奏会開催に併せて世界に名だたるロリン・マゼール氏のご厚意により、音楽大学等で指揮を専攻している学生、研究生を対象に、リハーサルテクニック等を特別に研修することができたことは、貴重な体験であり将来への活躍が予想される。
(2)音楽助成金の交付
 前年からの継続した事業においては、更に充実した内容と事業基盤を固めるよう、協力し、新規事業については申込も増加する中、当財団他事業と関連させた事業等も展開し、各団体が資金面においても従来の内容、規模等、より充実した事業を展開する事が可能となった。
 助成を受けた各団体の事業に活力をもたらし、それぞれの目的をより充実させるべく、今後一層の飛躍が期待され、各種音楽の普及の推進、及び文化の振興に寄与するものと、予想される。





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