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■事業の内容

(1)第40回全日本なぎなた選手権大会
期  日  平成7年12月10日(日)
会  場  沖縄県那覇市 沖縄県立武道館
内  容  試合競技(女子:個人の部)
公開演武(全日本なぎなた連盟の形、天道流薙刀の形、直心影流薙刀の形、無辺流長刀の形、古武道の形、リズムなぎなた)、異種試合
参加人員  505名(選手・監督・コーチ155名、大会役員・競技役員・同補助員・公開演武者350名)
(2)第36回都道府県対抗なぎなた大会
期  日  平成7年5月27日(土)28日(日)
会  場  広島県西城町 道後山高原総合体育館
内  容  試合競技(女子:団体の部、男子:個人の部)、演技競技、公開演武、異種試合
参加人員  1,190名(選手・監督400名、大会役員・競技役員・同捕助員・公開演技者790名)
(3)第34回全国高等学校なぎなた選手権大会
期  日  平成7年8月9日(水)〜11日(金)
会  場  鳥取県岸本町 岸本町民体育館
内  容  試合競技(団体の部、個人の部)、演技競技
参加人員  925名(選手・監督575名、大会役員・競技役員等350名)
(4)第3回全国中学生なぎなた大会
期  日  平成7年7月23日(日)
会  場  愛知県弥富町 弥富町総合社会教育センター
内  容  試合競技(女子:団体・個入の部、男子:個人の部)、演技競技(男女不問)
参加人員  783名(選手・監督482名、大会役員・競技役員等301名)
(5)第1回世界なぎなた選手権大会
期  日  平成7年7月30日(日)
会  場  東京都 国立代々木競技場第二体育館
内  容  試合競技(団体の部:男女混成、個人の部:男女別)
演技競技(男女不問)、リズムなぎなた
公開演武(全日本なぎなた連盟の形、少年団体基本)
参加人数  515名(監督・選手:8か国90名、大会役員・競技役員等425名)
■事業の成果

第40回全日本なぎなた選手権大会は、当連盟創立40周年を記念して行われたもので、本大会に下賜された皇后盃を初めて手にするのは誰かということでも話題を集めた。
 各都道府県より選び抜かれた代表選手が、ハイ・レベルな技を駆使して、なぎなたの魅力を十分にひき出す熱戦を展開、試合では、前年の覇者成田選手を破った、若手の加藤選手(岡山県)が、勢いに乗って初の優勝を遂げた。好試合が多い中で、世代の交替が感じられる大会だったといえよう。
 第36回都道府県対抗なぎなた大会は、例年地方で開催されており試合競技、演技競技とも都道府県対抗形式をとっていることもあって、熱気溢れる展開は観客と一体となって盛り上がりを見せ、なぎなたの全国的な普及に大きく貢献している。
 加えて本年から男子の個人試合が正式に採り入れられ、その意味で画期的な大会となった。
 演技競技では大阪府が連覇、試合競技では岡山県が優勝に輝いた。
 初の男子個人戦は、埼玉県が栄冠に輝いた。
 第34回全国高等学校なぎなた選手権大会は、平成9年度からの全国高等学校総合体育大会参加決定に備えて、それと同じスタイルで実施された。団体代表も各府県1校となり、内容も白熱した試合の連続であった。
 試合競技では団体の部が勝間田高校が連覇、個人の部が木田優子(北条高校)、演技の部では伊丹市立伊丹高校チームが優勝した。
 第3回全国中学生なぎなた大会は、平成5年度の山形市、平成6年度の高松市につづいての開催で、ポスト国体として定着してきている。今年も、中学生のなぎなたの競技力向上をめざし、会場を国体の開催地弥富町に変更して開かれた。
 猛暑の厳しい環境の下で、岩手から沖縄まで31都府県の若い力が技を競った。
 第1回世界なぎなた選手権大会は、平成2年12月の国際なぎなた連盟の結成時に、本年の日本での開催が決定されていたもので、加盟8か国参加のもと、国立代々木競技場第二体育館で満場の観客を集めて実施された。
 試合競技団体の部、同個人の部の女子・男子、演技競技の全種目において日本勢は上位を独占したが、各国のレベルの向上は目をみはるものがあり、日本勢に一矢を報いる場面も見られた。
 リズムなぎなたは、国内大会では、公開演武として行われてきたものだが、今回は公開競技として実施した。演技内容に各国のお国がらが出て、予想を越える好評を博した。
 本大会は、なぎなたが国際競技として世界の桧舞台に第一歩を印したものでその意義は大きく、マスコミもこぞって報道し、なぎなたの普及振興に大きく寄与したものと思われる。





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