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■事業の内容

(1)調査内容
[1] 概 要  各調査項目における平泳ぎのビデオ分析及び水泳関連施設における平泳ぎの指導現場のビデオ撮影並びにヒアリング
[2] 項 目  全国競技会(一流)、マスターズ競技大会、身体障害者競技会、腰痛水泳指導現場(福岡県久留米市)、障害者水泳指導現場(京都市)等
(2)調査手法
[1] 委員会の開催及び資料収集・整理:各種専門家による委員会を構成し、論議するとともに、事務局を設置した。科学的泳法に関する国内・外の各種資料を収集・整理すると同時に、調査・研究方法・内容等について検討した。委員会は、水泳関係の専門家11名で構成し、事務局員2名を雇用した。
[2] 視察・調査/ビデオ分析
a.実働班の構成
 主に水泳指導者からなる視察班と高速度ビデオ撮影・解析を専門とする研究者・技術者からなるビデオ分析班を構成し、調査・研究を委託した。
b.国内視察・資料収集
 視察班は、委員会で決議された全国の水泳関連施設並びに研究機関に赴き、泳法を撮影し、ヒアリングを行うと共に、平泳ぎに関する過去の資料を収集・整理した。
c.ビデオ分析
 ビデオ分析班は、高速度ビデオを用いて主な水泳競技会での泳法を分析し、視察班の撮影したビデオを画像解析した。
[3] 調査・研究成果
 上記の事業から得られた平泳ぎに関する資料・情報を整理し指導現場に活用しやすい形式・内容に編集した。そして、これを1,000部発刊し関連団体・指導者・選手等に配布した。

■事業の成果

本事業では、平泳ぎの歴史、指導方法、レースの特徴、泳法の科学的特性、障害の実態と予防法、障害児(者)への指導の展開等についての古典的な資料から最新の指導実践と科学的分析の結果等を各専門家が収集・整理した。そのまとめである報告書を通して、水泳に関わる指導、科学、福祉領域で有用な資料として活用されることにより、水泳の普及振興に寄与したものと思われる。





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