■事業の内容
(1)図書・文献及ぴ機器の整備 [1] 整備図書 国内文献 107点/外国文献 59点 [2] 整備場所 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1000−1 ピースハウス病院ホスピス教育研究所 (2)第3回ホスピス国際ワークショップの開催 [1] 開催日 1996年1月5〜7日 [2] 開催場所 ピースハウス病院ホスピス教育研究所 [3] テーマ 施設内および在宅における末期患者とその家族への対応 [4] 招聘講師 米国1名 ニュージーランド1名 計2名 [5] 内 容 a.ホスピスの構成と機能 b.インフォームドコンセント c.症状マネージメント d.患者の予後の判定 e.家族のケア f.チームワーク [6] 参加者 医師、ナース、その他 計83名 (3)ターミナル・ケア各種講習会の開催 [1] 医師及び医学生のための疼痛緩和医学講座 a.開催日 東海大学医学生学生(2週間):4月 3日〜8月11日(9回) 大津医学生会(3日間) :8月24日〜26日 香川医科大学学生(2日間) :3月18日〜19日 足柄上医師会など(半日間) :7月 4日、10月15日、1月13日、3月14日 b.開催場所 ホスピス教育研究所 c.講 師 国内講師 12名 d.内 容 ホスピスにおける緩和医学の実際 e.参加者 医師・医学生 延89名 [2] ホスピス・ナース育成講座 a.開催日 5月24日〜12月2日 12回 b.開催場所 ホスピス教育研究所 c.講 師 国内講師 7名 d.内 容 ホスピス・ケアの理論 看護の実際とナースの役割 e.参加者 看護婦、保健婦、看護学生 368名 [3] 在宅ケア・ナース育成講座 a.開催日 4月25日〜3月17日 7回 b.開催場所 ホスピス教育研究所 c.講 師 国内講師 6名 d.内 容 ホスピスの理論 在宅ケアと施設内ケア 看護の実際 e.参加者 看護婦、保健婦 194名 [4] 臨床カウンセリング教育(CPE) a.開催日 5月18日〜3月8日 8回 b.開催場所 ホスピス教育研究所 c.講 師 国内講師 6名 d.参加者 医師、宗教家、看護婦、ソーシャルワーカー 96名 e.内 容 終末期患者の精神的諸問題とカウンセリングの実際 [5] ターミナル・ケア・チームホスピスボランティア講座 a.開催日 4月28日〜3月1日 28回 b.開催場所 ホスピス教育研究所 c.講 師 国内講師 9名 d.内 容 ピースハウス病院のボランティア活動に必要な知識の修得と基礎訓練 終末期患者の理解 チームにおけるボランティアの役割 e.参加者 医療ボランティア、奉仕団員、高校生 438名 (4)機関誌の発行 [1] ピースハウス特集(Memoir Issue 1)増刷 1,000部 [2] 研究所活動業績集(Memoir Issue 3) 500部 (5)ホスピスケアチームの国内研修 [1] 開催日 '95年10月7日〜 '96年3月12日 [2] 研修場所 淀川キリスト教病院(大阪) 聖ヨハネ桜町病院(東京) 他 [3] 内 容 ターミナルケアに関する学会、セミナー、ワークショッヘの参加 国内における先発ホスピスでの実施研修 [4] 参加者 ピースハウス病院医師・看護婦・栄養士・ボランティア等 延27名 (6)アジア・太平洋地域ホスピス協議会 [1] 開催日 1996年2月29日〜3月4日 [2] 開催場所 シンガポール [3] 内 容アジア各国のホスピスケアの現状紹介、相互情報交換、協力のためのネットワーク作り [4] 参加者 3名
■事業の成果
平成5年9月に開設したピースハウスホスピス(病院)も2年半経過したが、この間、週平均50名程度の見学者があり、その内訳も病院等医療施設はもとより、地方行政機関、市民団体、宗教団体、情報関係等々多方面にわたり、本邦初の独立型ホスピスとしての存在がようやく全国的にしられるようになって来た。
本事業の進展に伴い、ホスピス関係の内外の図書・文献の整備等により、関係機関、医療職への文献紹介サービスも開始され、各種講習会も順次実施し、教育研究所としての機能が充実されつつあり、ホスピス・ケアの知識の普及と人材育成に資することができた。
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