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■事業の内容

環境に関する意識啓発並びに諸問題の解決に尽力した功労者を顕彰する目的で設置した環境賞に対する資金協力。
環境賞は、当会の資金協力(1982年UNEPに100万ドルの基金を設置)により設置された賞であり、その目的は、環境の保護、向上のために著しい貢献のあった個人または、団体を顕彰し、世界中の人々に環境問題の重要性を認識、理解する機会を提供し、意識の高揚を図るものである。当初同賞の賞金並びに運営費は、基金の運用益(年間約10万ドル)によって賄われていた。しかし、環境問題を取り巻く国際環境の変化を踏まえ、将来の同賞の在り方を再検討した結果、同賞の果たす役割はますます大きくなるとの判断から、賞金金額を5万ドルから20万ドルへ増額するため当会では、1990年より賞金20万ドルの資金協力を行ってきた。
今般地球規模の環境問題が国際外交の重要課題として認識され迅速な対応が求められている中、近年の運用金利の低下(年間約4万ドル)の下で、より効果的な広報活動を行い、定着した環境賞を維持し、効果の継続を図るため、運営費(100,000ドル)並びに賞金(200,000米ドル)の資金要請が、当会に対しなされたものである。
当会としては、本プロジェクトを積極的に支援することにより世界中の人々に環境問題の重要性をより深く認識する機会を提供し、国際的な協調に基づく地球規模での環境改善に寄与しようとするものである。
■事業の成果






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