■事業の内容
(1) 海難防止キャンペーン 海事関係者を始めとし、広く一般市民の海難防止についての関心を高め、理解を深めるため、海上保安庁、海上保安協会の協力を得ながら、関係団体の協賛を得て、官民一体となった海難防止キャンペーンを次のとおり実施した。 [1] 「海難防止のつどい」の開催 第4回「海難防止のつどい」に関連して、協賛団体に対し、開催に対する協力依頼を行った。また、広報用チラシ、海事新聞、区のお知らせ等を利用して広く一般から参加者を募り、応募者約500名により体験航海を実施した。 体験航海に引き続き「船の科学館」において、乗船者の他関係官庁、協賛団体等関係者を交え、ポスター及びキャッチコピーの入選者の表彰式、海上保安庁の音楽隊による演奏会、海難防止映画、ゲーム等を行った。 a. 開催月日:平成5年7月28日 b. 開催場所:東京(船の科学館) c. 参加人員:約600名 d. 実施内容:(a) ポスター及び標語の入選者の表彰式 (b) 海難防止スライドの上映 (c) 海上保安庁音楽隊による演奏会 (d) 東京都観光の 人乗り大型観光船「リバータウン」による体験航海 e. 配布物 :(a) 海難防止用パンフレット (b) アポロキャップ、クリヤーファイル (c) 「海と安全」 8月号 (d) 強調運動テレフォンカード (e) その他 [2] 「海と安全コーナー」の実施 第88回東京国際ボートショーの開催に合わせ、「海と安全コーナー」を開設し、海難防止・海洋汚染防止思想の普及活動を行った。 a. 開催場所:東京(晴海)の東京国際ボートショー会場内 b. 開催期間:平成6年2月8日〜13日 c. 実施内容:(a) ビデオの上映 (b) パンフレット等の配布 (c) パネル展示 (d) その他 d. 配布物 :(a) 各種パンフレット (b) 「海と安全」 1月号 (c) 各種広報用物品 (d) その他 [3] 全国海難防止強調運動実行委員会の開催 a. 実行委員会:2回 (a) 第1回実行委員会:平成5年4月26日開催 イ. 平成5年度本運動の実施計画について ロ. 作業部会の設置及び実施業務について ハ. その他 (b) 第2回実行委員会:平成6年3月1日開催 イ. 運動期間中に実施した広報活動その他の報告 ロ. 平成5年の要救助海難発生状況について ハ. 次年度実施計画等について ニ. 次年度の重点事項の決定 ホ. その他 b. 作業部会:2回 (a) 第1回作業部会:平成5年6月1日開催 イ. 強調運動周知用パンフレットの作成について ロ. 海難防止用パンフレットの作成について ハ. 連絡会議の開催について ニ. その他 (b) 第2回作業部会:平成5年6月23日開催 イ. 強調運動周知用パンフレットの作成について ロ. 海難防止用パンフレットの作成について ハ. その他 c. 全国海難防止強調運動連絡会議の開催:平成5年9月9日開催 イ. 最近の海難発生状況について ロ. 全国海難防止強調運動の実施計画について ハ. 運動期間中の各地の行事等の実施計画について 会議に引き続いて、「心の安全の時代」と題した講演会を行った。 [4] 海難防止強調運動の宣伝 最寄りの本会会員に依頼して、宣伝カーを仕立てて船舶乗組員、港湾・漁業・プレジャーボート等の関係考及びその家族を対象に、次の11地区でそれぞれ3日間に亘って海難事故防止等を呼びかけた。 a. 瀬棚地区 (a) 実施日程 :9月26〜28日 (b) 宣伝実施経路:瀬棚〜美谷〜須築〜瀬棚〜鵜泊〜宮野〜長磯〜貝取間〜久遠〜太田〜瀬棚 b. 小名浜地区 (a) 実施日程 :9月27〜29日 (b) 宣伝実施経路:小名浜〜中之作〜江名〜豊間〜沼之内〜四倉〜久之浜〜富熊〜請戸〜泉田川〜鹿島〜磯部〜岩子〜相馬原釜〜新地〜小名浜 なお、相馬原釜・新地の地区では合わせて講習会を開催した。 c. 勝浦地区 (a) 実施日程 :9月3〜4日、12月25〜26日 (b) 宣伝実施経路:勝浦〜(太東漁港等7漁港)〜岬町〜勝浦〜(千倉南部漁港等8漁港)〜千倉町〜勝浦 なお、岬町・千倉の地区では合わせて講習会を開催した。 d. 名古屋地区 (a) 実施日程 :9月20〜22日 (b) 宣伝実施経路:名古屋〜境港〜名古屋〜知多市〜東海市〜新舞子〜大野漁港〜鬼崎港〜常滑港〜小鈴谷漁港〜富具崎港〜豊浜漁港〜師崎港〜名古屋 e. 田辺地区 (a) 実施日程 :9月20〜22日 (b) 宣伝実施経路:田辺〜(田辺港等13漁港)〜由良〜(由良港等15漁港)〜田辺〜(伊古木漁港等10漁港)〜周参見〜田辺 f. 六管本部地区 (a) 実施日程 :9月20〜22日 (b) 宣伝実施経路:広島〜竹原港〜波方港〜今治港〜東予港〜新居浜港〜三島川之江〜菊間港〜北条港〜松山観光港〜松山駅〜上灘漁港〜堀江港〜呉港〜広島 g. 三池地区 (a) 実施日程 :9月27〜29日 (b) 宣伝実施経路:大牟田〜高田〜大和〜柳川〜大川〜川副〜東与賀〜久保田〜福富〜白石〜有明〜鹿島〜太良〜小長井〜高来〜諫早〜森山〜吾妻〜瑞穂〜国見〜島原〜国見〜長洲〜荒尾〜大牟田 h. 境地区 (a) 実施日程 :9月24〜26日 (b) 宣伝実施経路:境港〜皆生〜淀江〜名和〜御崎〜赤碕港〜北条〜泊〜青谷〜酒ノ津〜鳥取港〜網代港〜田後港〜米子〜松江〜十六島〜坂浦〜魚瀬〜恵曇港〜島根〜野波〜野井〜七類〜美保が関〜境港 i. 伏木地区 (a) 実施日程 :2月2日〜2月4日 (b) 宣伝実施経路:伏木〜黒部(黒部漁協、黒部マリンクラブ)〜富山(岩瀬漁協、富山マリーナ)〜氷見(氷見漁協、有磯マリーナ) j. 三角地区 (a) 実施日程 :9月20〜22日 (b) 宣伝実施経路:三角〜宇士〜熊本〜横島〜玉名〜岱明〜八代〜田浦〜水俣〜津奈木〜芦北〜田浦〜八代〜鏡町〜竜北〜小川〜松橋〜不知火〜三角 k. 十一管本部地区 (a) 実施日程 :9月16〜18日 (b) 宣伝実施経路:那覇〜(本島中北部地区各漁港、海洋レジャー施設等12個所)〜名護〜宜野座(北部地区各漁港、海洋レジャー施設等17個所)〜糸満〜(本島中南部地区各漁港、海洋レジャー施設等17個所)〜那覇 [5] 海難防止強調運動用ポスター及びキャッチコピーの募集 a. キャッチコピー 全国海難防止強調運動用ポスター等選考委員会を開催し、全国から応募のあった作品3,917点の中から、優秀作品を4点選定し、そのうち一点を海難防止用ポスターに使用することとした。 b. ポスター 全国海難防止強調運動用ポスター等選考委員会を開催し、全国から応募のあったポスター図案414点の中から一般の部、小中学生の部ともに入選4点をそれぞれ選定した。 [6] 海難防止用資料の作成配布 全国海難防止強調運動実行委員会作業部会を2回開催し、原稿原案、原稿に合わせてデザイン、レイアウト等を検討した。 委員会の決定に従い、強調運動周知用及び海難防止用パンフレット等を作成し、関係者に配布した。 a. パンフレット「海難ゼロヘの願い」の作成配布 (a) 体裁 :B5判、8ページ、カラー (b) 部数 :9,000部 (c) 内容 :「安全運航のため基本ルールの厳守」をテーマに海での安全のための基本等についてとりまとめたもの (d) 配布先:海上保安庁関係、協賛団体、海難防止団体及び一般市民並びに海難防止のつどい、海と安全コーナー及びボート天国、マリンウィーク等の参加者 b. 全国海難防止強調運動用パンフレットの作成配布 (a) 体裁 :A4判、4ページ、カラー (b) 部数 :10,000部 (c) 内容 :強調運動のPR及び安全を守るための基本事項のPR等 (d) 配布先:海上保安庁関係、協賛団体、海難防止団体及び一般市民並びに海難防止のつどい、海と安全コーナー及びボート天国、マリンウィーク等の参加者等 c. 広報誌「海と安全」の増刷 部数及び配布先:8月号 600部……海難防止のつどい用 1月号2,400部……海と安全コーナー用 [7] 全国海難防止強調運動用ポスターの作成配布 全国から公募したポスター及びキャッチコピーから選ばれた作品を印刷し、海難防止意識の高揚を図るため、ポスター「レジャーにもルールがあります海の上」を下記のとおり作成し関係者に配布した。 a. 体裁 :B2判、4色刷 b. 部数 :9,000部 c. 内容 :全国海難防止強調運動の実施を周知するもの d. 配布先:各種船舶、船主、代理店及び関係団体、鉄道関係等 [8]海難防止キャンペーン用物品の作成配布 全国海難防止強調運動の趣旨を明記した、日用品等を配布して、海の事故防止及び海浜の美化を訴えるため、下記のとおり作成し、「海難防止のつどい」の参加者等関係者に配布した。 a. クリヤーファイル (a) 個数 :10,000枚(A4サイズ) (b) 配布先:「海難防止のつどい」等海事関係のイベントを利用して一般参加者 b. レジャーマット (a) 個数 :1,500枚 (b) 配布先:「海難防止のつどい」の参加者等 c. 名入りボールペン (a) 個数 :1,000本 (b) 配布先:「海難防止のつどい」の参加者等 d. 反射ステッカー (a) 個数 :10,000個 (b) 配布先:「海難防止のつどい」の参加者等 e. アポロキャップ (a) 個数 :600個 (b) 配布先:「海難防止のつどい」の参加者等 [9] 会議の開催 a. 全国海難防止強調運動実行委員会 2回 b. 全国海難防止強調運動実行委員会 作業部会 2回 c. 全国海難防止強調運動実行委員会 連絡会議 1回 d. 全国海難防止強調運動用ポスター等選考委員会 1回 (2) 海難防止巡回講習会 海難防止及び海洋環境の保全に関するスライドや映画による視聴覚面からの指導を主体に、海洋レジャー関係者、海運・漁業関係者及びその家族等を対象にした講習会で、漁業組合、公民館、会社会議室等を利用し、きめの細かい広報活動を次のとおり全国の19地区、70個所(参加人員3,124名)において実施した。 [1] 稚内 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 頓別 12月14日 30名 (b) 猿払 12月15日 64名 (c) 枝幸 12月16日 31名 計125名 b. 対象者:漁業関係者等 c. 指導班:稚内海上保安部 [2] 留萌 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 羽幌 12月 8日 40名 (b) 初山別 12月 9日 25名 (c) 増毛 12月15日 37名 (d) 留萌 12月16日 30名 計132名 b. 対象者:漁業関係者等 c. 指導班:留萌海上保安部 [3] 八戸 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 野牛 11月 8日 7名 (b) 尻労 11月 9日 59名 (c) 小田野沢 11月10日 11名 (d) 白糠 11月11日 18名 計 95名 b. 対象者:漁業組合員等 c. 指導班:八戸海上保安部 [4] 小笠原 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 小笠原 1月18日 52名 計 52名 b. 対象者:小型船運航者(プレジャー、漁船、遊漁船) c. 指導班:横浜海上保安部 小笠原海上保安署 [5] 清水 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 富士 11月11日 50名 (b) 戸田 12月 6日 100名 計150名 b. 対象者:漁業関係者等 c. 指導班:清水海上保安部 [6] 衣浦 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 師崎 11月29日 50名 (b) 一色 11月30日 45名 (c) 碧南 12月 1日 30名 (d) 武豊 12月 2日 50名 計175名 b. プレジャー・漁業 c. 指導班:衣浦海上保安署 [7] 姫路 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 湊 6月23日 46名 (b) 室津 6月24日 55名 (c) 赤穂 6月25日 64名 (d) 坊瀬 6月26日 48名 計213名 b. 対象者:漁業関係者 c. 指導班:姫路海上保安署 [8] 高知 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 宇佐 11月12日 22名 (b) 須崎 11月13日 42名 (c) 久礼 11月14日 23名 (d) 大田 11月15日 21名 計108名 b. 対象者:漁業者・渡船業考 c. 指導班:高知海上保安部 [9]徳山 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 祝島 9月22日 62名 (b) 室津 9月23日 98名 (c) 野島 9月26日 27名 (d) 阿知須 9月28日 64名 計251名 b. 対象者:小型船・漁船船員 c. 指導班:徳山海上保安部 [10] 呉 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 明石 9月27日 40名 (b) 豊町 9月28日 21名 (c) 豊浜 9月29日 52名 (d) 斉島 9月30日 79名 計192名 b. 対象者:漁船員等 c. 指導班:呉海上保安部 [11] 佐世保 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 小植賀 9月27日 55名 (b) 宇久 9月28日 52名 (c) 大村 9月29日 60名 (d) 生月 9月30日 120名 計287名 b. 対象者:プレジャー関係者・漁業者等 c. 指導班:佐世保海上保安部 [12] 仙崎 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 油谷 8月22日 64名 (b) 長門 8月23日 101名 (c) 三陽 8月24日 20名 (d) 日置 8月25日 80名 計265名 b. 対象者:漁業関係者 c. 指導班:仙崎海上保安部 [13] 三国 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 和布 11月16日 20名 (b) 越廼 11月17日 25名 (c) 芦原 11月18日 28名 (d) 三国 11月19日 80名 計153名 b. 対象者:漁業組合員等 c. 指導班:三国海上保安署 [14] 香住 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 香住 8月28日 121名 (b) 柴山 8月29日 30名 (c) 浜坂 8月30日 38名 (d) 津居山 8月31日 37名 計226名 b. 対象者:漁業者及び家族、船舶所有者等 c. 指導班:香住海上保安署 [15] 金沢 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 門前 7月19日 53名 (b) 皆月 7月20日 35名 (c) 西海 7月21日 40名 (d) 志賀 7月22日 32名 計160名 b. 対象者:漁業者、遊漁者 c. 指導班:金沢海上保安部 [16] 直江津 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 才浜 9月 7日 28名 (b) 親不知 9月16日 23名 (c) 筒石 9月17日 40名 (d) 名立 9月22日 28名 計119名 b. 対象者:漁業者及び家族 c. 指導班:直江津海上保安署 [17] 串木野 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 手打 7月20日 50名 (b) 長浜 7月21日 70名 (c) 中甑 7月22日 40名 (d) 里村 7月22日 50名 計210名 b. 対象者:漁業・小型船・海運・港湾工事関係者 c. 指導班:串木野海上保安部 [18] 古仁屋 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 諸島 10月12日 6名 (b) 与路島 10月13日 28名 (c) 加計呂麻 10月14日 18名 (d) 湯湾 10月15日 34名 計86名 b. 対象者:プレジャー・漁業関係者 c. 指導班:古仁屋海上保安署 [19] 中城 a. 開催場所、実施月日及び参加人員 (a) 金武町 9月27日 39名 (b) 勝連町 9月28日 24名 (c) 沖縄市 9月29日 19名 (d) 佐野町 9月30日 43名 計125名 b. 対象者:漁業者及び家族、プレジャー関係者 c. 指導班:中城海上保安署 なお、本年度までの巡回講習会開催の累計は、906地区、3,690個所、参加人員187,208名である。 (3) 海洋汚染防止講習会 海洋汚染防止に関する知識、思想の周知、啓発、人間と海との関わりあい、海洋を利用する者の責任と義務をテーマに船舶乗組員、小学生、プレジャーボート利用者等を対象にテーマ・対象別に、次のとおり14個所(参加人員1,721名)において開催した。 [1] 海洋汚染防止講習会 a. 海洋汚染防止講習会 (a) 気仙沼 イ. 開催場所:気仙沼市水産振興センター研修室 ロ. 実施月日:平成5年11月30日 ハ. 主な対象:漁業関係者、漁協関係者、養殖者業、石油関係者、船員後援団体等 ニ. 演題 (イ) 海洋環境保全と法規制について (ロ) 船舶と海洋環境保全について (ハ) 海洋汚染の現状と防止対策について (ニ) 主な油等の流出事故と防除措置について (ホ) 海洋汚染事故とその教訓 ホ. 参加人員:92名 (b) 千葉 イ. 開催場所:千葉市民会館 ロ. 実施月日:平成5年7月27日 ハ. 主な対象:船舶乗組員・所有者、港湾荷役会社、代理店、コンビナートの事業所、港湾土木関係者その他関係団等 ニ. 演題 (イ) 海洋環境保全と法規制について (ロ) 船舶と海洋環境保全について (ハ) 海洋汚染の現状と防止対策について (ニ) 主な油等の流出事故と防除措置について (ホ) 海洋汚染事故とその教訓 ホ. 参加人員:201名 (c) 蒲郡 イ. 開催場所:蒲郡市民会館 中ホール ロ. 実施月日:平成6年2月9日 ハ. 主な対象:市町村関係者、港湾荷役関係海運会社、船舶代理店、船舶乗組員、その他海事関係者 ニ. 演題 (イ) 海洋環境保全と法規制について (ロ) 船舶と海洋環境保全について (ハ) 海洋汚染の現状と防止対策について (ニ) 主な油等の流出事故と防除措置について (ホ) 海洋汚染事故とその教訓 ホ. 参加人員:136名 (d) 姫路 イ. 開催場所:姫路市飾磨市民センター ロ. 実施月日:平成5年11月10日 ハ. 主な対象:海事・石油・港湾・港湾工事関係者等 ニ. 演題 (イ) 海洋環境保全と法規制について (ロ) 船舶と海洋環境保全について (ハ) 海洋汚染の現状と防止対策について (ニ) 主な油等の流出事故と防除措置について (ホ) 海洋汚染事故とその教訓 ホ. 参加人員:230名 (e) 福山 イ. 開催場所:NKK福山製鉄所健康保険会館 ロ. 実施月日:平成5年10月29日 ハ. 主な対象:海事・漁業・港湾・港湾工事・マリーナ・油類取扱業関係者、海洋汚染防止推進員等 ニ. 演題 (イ) 海洋環境保全と法規制について (ロ) 船舶と海洋環境保全について (ハ) 海洋汚染の現状と防止対策について (ニ) 主な油等の流出事故と防除措置について (ホ) 海洋汚染事故とその教訓 ホ. 参加人員:162名 (f) 大牟田 イ. 開催場所:大牟田市労働福祉会館中ホール ロ. 実施月日:平成5年9月8日 ハ. 主な対象:港湾・造船等企業関係者、船主・船舶乗組員等の海運関係者、石油販売関係者、漁業・プレジャー関係者等の一般市民、関係官庁等 ニ. 演題 (イ) 海洋環境保全と法規制について (ロ) 船舶と海洋環境保全について (ハ) 海洋汚染の現状と防止対策について (ニ) 主な油等の流出事故と防除措置について (ホ) 海洋汚染事故とその教訓 ホ. 参加人員:161名 (g) 西郷 イ. 開催場所:隠岐汽船株式会社会議室 ロ. 実施月日:平成5年9月28日 ハ. 主な対象:石油・港湾・漁業・モニター・遊漁船関係者、官公署関係者、船舶乗組員等 ニ. 演題 (イ) 海洋環境保全と法規制について (ロ) 船舶と海洋環境保全について (ハ) 海洋汚染の現状と防止対策について (ニ) 主な油等の流出事故と防除措置について (ホ) 海洋汚染事故とその教訓 ホ. 参加人員:98名 (h) 金沢 イ. 開催場所:金沢みなと会館 ロ. 実施月日:平成5年10月19日 ハ. 主な対象:港湾工事関係者、漁業関係者、石油荷役関係者、マリーナ関係者、官公署公害・防災関係者及び消防署その他関係団体等 ニ. 演題 (イ) 海洋環境保全と法規制について (ロ) 船舶と海洋環境保全について (ハ) 海洋汚染の現状と防止対策について (ニ) 主な油等の流出事故と防除措置について (ホ) 海洋汚染事故とその教訓 ホ. 参加人員:118名 (i) 宮崎 イ. 開催場所:宮崎漁業協同組合会議室 ロ. 実施月日:平成5年10月20日 ハ. 主な対象:船舶運航者、漁業関係者、石油関係者、港湾建設関係者、臨海事業所、関係官庁等 ニ. 演題 (イ) 海洋環境保全と法規制について (ロ) 船舶と海洋環境保全について (ハ) 海洋汚染の現状と防止対策について (ニ) 主な油等の流出事故と防除措置について (ホ) 海洋汚染事故とその教訓 ホ. 参加人員:104名 b. 海洋汚染防止一般講習会 (a) 小中学生を対象とするもの イ. 東京 (イ) 開催場所:練馬第三小学校 実施月日:平成6年2月27日 (ロ) 主な対象:ガールスカウト等 (ハ) 演題 ◎ 人間と海との関わりあい ◎ 海を汚さないために (ニ) 参加人員:97名 ロ. 横浜 (イ) 開催場所:帆船日本丸訓練センター第一教室 実施月日:平成5年6月20日 (ロ) 主な対象:横浜海洋少年団 (ハ) 演題 ◎ 人間と海との関わりあい ◎ 海を汚さないために (ニ) 参加人員:56名 ハ. 千葉 (イ) 開催場所:千葉市海洋スポーツ協会 実施月日:平成5年7月4日 (ロ) 主な対象:千葉新宿海洋少年団 (ハ) 演題 ◎ 人間と海との関わりあい ◎ 海を汚さないために (ニ) 参加人員:58名 (b) プレジャーボート利用者等を対象とするもの イ. 函館 (イ) 開催場所:ホテル函館ロイヤル (ロ) 実施月日:平成5年11月11日 (ハ) 主な対象:プレジャーボート所有者、利用者等 (ニ) 演題 ◎ プレジャーボート利用時の法規制について ◎ 汚染の現況とその原因について ◎ プレジャーボート利用時の廃棄物処理について (ホ) 参加人員:127名 ロ. 堺泉北 (イ) 開催場所:堺市石津西町臨海センタービル会議室 (ロ) 実施月日:平成5年6月22日 (ハ) 主な対象:プレジャーボート所有者等海洋レジャー関係者 (ニ) 演題 ◎ プレジャーボート利用時の法規制について ◎ 汚染の現況とその原因について ◎ プレジャーボート利用時の廃棄物処理について (ホ) 参加人員:81名 なお、本年度までの講習会開催の累計は、249個所、参加人員35,490名である。 (4) 海難防止訪船指導 カーフェリー及び高速艇、水中翼船、観光船等の旅客船にアドバイザーを派遣して実施した。実施に当たっては、委員会を設けて訪船指導の基本計画、基本項目等を決定し、実施した。 [1] 委員会の開催 委員会を2回開催し、次の事項を検討した。 a. 第1回:平成5年4月22日開催 (a) 委員長の選任 (b) 本年度事業計画(訪船航路、対象船舶)の決定 (c) 本年度指導重点事項の決定 b. 第2回:平成6年2月22日 (a) 平成5年の旅客航路事業における旅客船事故の発生状況 (b) 平成6年における旅客船の航行安全対策 (c) 本年度実施した旅客船等訪船指導の総合所見 (d) 本年度事業の報告書案 [2] 訪船指導 a. 第1回旅客船等訪船指導委員会及び訪船アドバイザー打合せ会議を開催し、本年度海難防止訪船指導事業計画(訪船航路及び対象船舶=11航路11隻)を決定し、あわせて本年度の指導重点事項を下記のとおり決めた。 (a) 運航管理規程に定める「乗下船作業」の適確な実施、特に、車両区域への立入制限の措置、自動車の積み込み及び積み付けの措置を徹底すること並びに適切な見張りの実施、安全な速力での航行等、海上交通ルールを順守すること。 (b) 高速化に対応した安全指導の強化、特に、運航ダイヤにとらわれない安全な速力での航行、適切な見張りの実施、船位の確認の励行等の指導の強化 b. 下記のとおり11社・11航路・11隻の訪船指導を実施した。 (a) オーシャン東九フェリー(株) イ. 実施月日 : 5月24〜26日 ニ. 実施航路 :東京〜徳島〜小倉 ハ. 船種・船名(トン数):カーフェリー・おーしゃんうえすと(11,500トン) (b) 有明海自動車航送船組合 イ. 実施月日 : 5月28日 ニ. 実施航路 :多比良〜長洲 ハ. 船種・船名(トン数):カーフェリー・第十有明丸(696トン) (c) 新日本海フェリー(株) イ. 実施月日 : 6月13〜15日 ロ. 実施航路 :舞鶴〜小樽 ハ. 船種・船名(トン数):カーフェリー・フェリーらべんだあ(19,904トン) (d) 加藤汽船(株) イ. 実施月日 : 6月22日 ロ. 実施航路 :大阪〜高松 ハ. 船種・船名(トン数):高速船・ジェット7(279トン) (e) 東日本海フェリー(株) イ. 実施月日 : 7月 1日 ロ. 実施航路 :江差〜奥尻 ハ. 船種・船名(トン数):カーフェリー・第五ひやま(1,599トン) (f) 駿河湾カーフェリー(株) イ. 実施月日 : 9月 2日 ロ. 実施航路 :田子の浦〜土肥 ハ. 船種・船名(トン数):カーフェリー・あまぎ(490トン) (g) (株)マリンエキスプレス イ. 実施月日 : 9月 8〜10日 ロ. 実施航路 :大阪〜宮崎 ハ. 船種・船名(トン数):カーフェリー・高千穂丸(9,536トン) (h) (株)ダイヤモンドフェリー イ. 実施月日 : 9月13〜15日 ロ. 実施航路 :神戸〜大分 ハ. 船種・船名(トン数):カーフェリー・スターダイヤモンド(9,463トン) (i) 太平洋フェリー イ. 実施月日 :10月 3〜 5日 ロ. 実施航路 :仙台〜苫小牧 ハ. 船種・船名(トン数):カーフェリー・いしかり(4,967トン) (j) 久米島フェリー(株) イ. 実施月日 :10月14〜15日 ロ. 実施航路 :泊〜久米島 ハ. 船種・船名(トン数):カーフェリー・ニューくめしま(679トン) (k) 川崎近海汽船(株) イ. 実施月日 :10月21〜22日 ロ. 実施航路 :八戸〜苫小牧 ハ. 船種・船名(トン数):カーフェリー・フェリーはちのへ(14,257トン) c. 実施航路の距離別内訳 イ. 長距離……5社、5航路、5隻 ロ. 中距離……2社、2航路、2隻 ハ. 短距離……4社、4航路、4隻 なお、本年度までの訪船指導実績は下記のとおりである。 長距離……107航路 133隻 中距離…… 73航路 74隻 短距離……135航路 173隻 合計 315航路 380隻 [3] 報告書の作成 a. 部数 :50部 b. 配布先:委員会及び関係官庁等 [4] 会議の開催 旅客船等訪船指導委貴会・訪船アドバイザー打合せ会議 2 回 (5) 海と安全の発行配布 海難防止及び海洋汚染防止に関する思想を海事関係者、一般国民等に普及させるために下記のとおり作成配布した。 [1] 記事の内容:海難事故例、調査研究事業等の成果、海難防止に関する知識、最新の情報及び有識者の意見等海難防止思想の普及に役立つ記事を掲載したもの。 [2] 体裁 :B5判、オフセット印刷、24ぺージ、表紙4色刷 なお、6・8・2・3月号以外は、記事が多く28ページで発行した。 [3] 配布先 :船舶乗組員、関係官庁、団体、海運、造船、保険、港湾、水産、教育関係機関、その他一般国民等。 [4] 発行回数 :4月号〜3月号、各1回、計12回 [5] 発行部数 :1回6,500部 合計12回 合計78,000部 [6] 取材 :「海と安全」をより身近なものにするため、次のとおり取材した。 a. 大阪南港〜神戸中突堤間を関西汽船の「さんふらわあ」に乗船した。 b. 外洋帆走協会を訪問した。 c. 晴海埠頭に着桟中の水産庁の「東光
■事業の成果
(1) 海難防止キャンペーン 我が国にとって、海は、海運、水産、レジャー等と幅広く活用されており、そこでは多種多様の船舶が活動している。このため船舶所有者、乗組員等のいわゆる海事関係者だけではなく、プレジャーボート利用者をはじめとする一般市民に対しても海難防止についての関心を高め、理解を深めるよう働きかける必要がある。本事業は昭和年度から官民一体となった全国運動として展開しているが、中央の実施体制の強化、地方における本運動推進の核となる推進連絡会議が活躍するなど、本運動の土台となる組織づくりに大きな成果が得られている。 また、巡回広報、海上安全教室、各種訓練、行事等を全国各地で展開し、海事関係者だけでなく、一般市民に対しても海難防止思想の普及、高揚に多大な効果がある。 特に、本運動の一環として、船の科学館で開催している「海難防止のつどい」の参加者は、平成2年度の第一回は391名であったが、平成5年度は548名と回を重ねるにつれ大幅に増加した。また、この「つどい」の会場において優秀作品を表彰するポスターの応募総数も、平成2年度は106点であったが平成5年度は414点と激増し、キャッチコピーについても平成5年度は3,917通の多きにわたった。このことは本運動が徐々に一般国民にも浸透して、その関心が高いことが現れているものと思料される。 また、東京国際ボートショーの中で開設している「海と安全コーナー」も第一回の平成3年度の来訪者は8,615名(総入場者教116,480名)、第三回の平成5年度9,306名(総入場者数112,058名)で総入場者数の約8.3%の人々が海上安全についての認識を新たにしたこととなり従来のレジャーのみに目を向けていた来場者に対し、海難防止に目を向けさせた効果は大きい。今後、「海難防止のつどい」と「海と安全コーナー」は更に内容を充実させ、継続実施したいと思料している。これらの運動は、海への指向が増大する中で、海の知識と海上安全思想を高める上で、時宜を得たものとして関係官庁はもとより、海事関係者等から高い評価を得ている。 なお、本運動に用いるポスターの図案及びキャッチコピーの公募を行い、全国の海事関係者はもとより、一般家庭の主婦あるいは小中学生等から多数の応募を得て、本運動に対する関心を高めることができた。 (2) 海難防止巡回講習会 一般に小型船は、安全に対する各種の情報の入手が困難であり、気象・海象をはじめ安全確保のための諸対策、処置に具体的な知識を得にくいというのが現実であり、さらに堪航性の判断の不十分、安全運航に関する技術や知識の低いこと、また一面、運航形態の特殊性などもあって海難事故も多く発生している。 この講習会は、交通不便な沿岸の辺地で働く人々及びその家族等の関係者を対象として巡回車を利用し、海難防止に関する映画、スライドによる視聴覚面からの指導を主体として、海難防止に関する知識を反復啓発しているが、文書等による単なる注意喚起の呼び掛けに比べ、膝を交えて行なう講習会では、身近な海難の実例をもとに事故に対する反省とその対策を再認識させるうえで見るべきものがあり、質疑等に対してもその場において直接安全上のポイントを具体的に説明、指導することができ、船舶乗組員はもとより関係者の海難防止に対する自覚を高め、認識を深めることにより海難の減少が期待される。 なお、現地漁民との直接の接触、対話の経験等を今後の海難防止対策の立案等等に反映させたい。 (3) 海洋汚染防止講習会 海洋汚染の防止を徹底するためには、その主たる原因者となる船舶乗組員及びその関係者に対して、繰り返し関係法令等の周知を行なう必要があるとの観点から船舶乗組員等を対象とした講習会と小中学生及びプレジャーボート利用者等を対象とした一般講習会を開催した。 船舶乗組員等を対象とした講習会は、「海洋汚染防止に関する知識、思想の周知、啓発」をテーマに関連法令の周知徹底及び各地域における海洋汚染防止行政の現状を説明し、海洋汚染防止に関する知識、思想の周知、啓発に多大な効果を上げた。また、小中学生を対象とした一般講習会は「人間と海との関わりあい」をテーマに海洋汚染の現状と海洋の大切さを訴え、海洋汚染のために我々が最小限守らなければならないルールを分かり易く説明し、海洋環境保全思想に対する関心を高めた。プレジャーボート利用者等を対象とした一般講習会は、「海洋を利用する者の責任と義務」をテーマに海洋汚染の現状と原因を認識し、海洋汚染防止の関連法規及び監視取締りについて身近な問題として親しめるような解説を行い、海洋を利用する者のモラリティの高揚に寄与した。 本講習会が、海洋環境保全思想の普及と高揚を図るうえで見るべき成果を収めていることは受講人員の数を見ても明らかであり、今後とも引き続き活発な啓発指導が必要である。 (4) 海難防止訪船指導 本事業は、従来のカーフェリーの訪船指導の経緯を踏まえ、カーフェリーに重点を置いて実施しつつ、訪船対象船舶をカーフェリー以外の高速船、水中翼船等にも拡大し、時代のニーズにマッチした訪船指導を行うこととした。 カーフェリーは多数の乗客と自動車を同時に輸送するため、一旦事故を起こすと悲惨な災害に結び付くことになるが、安全運航を阻害する数々の問題点も指摘されている。即ち、カーフェリーを含め旅客船等は同一航路の反復という特性から、いわゆる“慣れ”による安全運航軽視の状況に陥りやすいこと、また、特に東京湾、瀬戸内海においては船舶が輻輳し航海環境がここ数年悪化の一途を辿っていること、違法航行船舶の存在等がカーフェリーの安全運航を著しく阻害している。 そこで、アドバイザーが旅客船ならびにカーフェリーの通常運航時に乗船して、安全運航を阻害する問題点を実地に見聞し、安全運航の基本の見直しを行い、さらに乗組員との意見交換により、広い見地にたって実情を把握し、現状に即した有益な示唆を与え、旅客船等の海難の未然防止に良好な成果を上げている。 本事業は、アドバイザーが乗組員に対し直接安全運航の調査ならびに確認をし、必要ならば安全運航に関する改善の助言を行うことにより、また、運航管理者に対しては運航管理の改善を助言することにより、旅客船等の安全運航に寄与するものと考えられる。 なお、本年は次の訪船指導重点事項に従って、指導の強化が図られ、その成果があった。 a. 運航管理規程に定める「乗下船作業」の的確な実施、特に、車両区域への立入制限の措置、自動車の積み込み及び積みつけの措置を徹底すること並びに適切な見張りの実施、安全な速力での航行等、海上交通ルールを順守すること。 b. 高速化に対応した安全指導の強化、特に、運航ダイヤにとらわれない安全な速力での航行、適切な見張りの実施、船位の確認の励行等の指導の強化 (5) 海と安全の発行配布 海難の未然防止あるいは海洋環境の保全に関する思想の高揚と普及を図るためには、船舶乗組員はもとより広く関係者を対象に、地についた絶え間ない呼びかけが極めて重要であり、その手段としては各種の印刷媒体とスライド映画等視聴覚媒体の併用が極めて効果的である。 本事業では、最近の海難事例をもとにした教訓をはじめ、各種の海難防止及び海洋汚染防止の調査研究事業等の成果のエッセンス等を分かり易く解説して海海事関係者に対する海事思想等の末端への周知徹底を図るうえで極めて大きな役割を果たしている。 昭和42年6月創刊以来423号を送り出しているが、今後とも継続実施することにより、さらに関係者の事故防止に対する自覚を高め、認識を深めて海難事故の減少が期待される。 なお、本誌は、これまで海事関係者、すなわちプロを主な対象として編集してきたが、近年の海洋レジャーの進展にともない、海難及び海洋汚染の防止の効果を高めるため、読者層を広げる方針を進めている。 (6) 周知宣伝用教材等の作成配布 [1] 海洋汚染・海上災害の防止の手びきの作成配布 海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律のあらまし、関係法令、油、有害液体物質の取り扱いと流出油等の処理、廃棄物の取り扱いについて分かり易く解説した本書は、海洋汚染防止講習会の教材として活用し、また、海運、造船、石油、廃棄物処理業者、関係官庁、団体等広く一般に配布し、海洋環境の保全思想の高揚に大いに役立っている。 なお、本書は関係者の関心が高く、その需要に応えきれない実情となっている。 [2] 絵で見る教本の作成配布 「人間と海との関わりあい」をテーマに小中学生向きの「みんなで守ろう川と海」を作成し、小中学生を対象とした講習会の教材として使用し、また、各管区海上保安本部開催の海の安全教室、海難防止のつどい等を通じて広く一般に配布し、海洋汚染防止運動に対する関心を大いに高めた。 [3] パンフレットの作成配布 「マリンレジャーを楽しむために=海の汚染防止=」をテーマに一般大衆向きの海洋汚染防止に関する関係法令を簡易に解説したパンフレット「きれいな海でマリンレジャーを楽しく」を作成し、海洋汚染防止講習会の教材として、また、各管区海上保安本部、日本船舶職員養成協会、小型船安全協会等を通じて広く一般に配布し、海洋汚染防止運動に対する関心を大いに高めた。 [4] 海洋環境保全イメージグッズの作成配布 クリヤーケースに「あなたです、きれいな海を守のは」を刷り込んだ物品を作成し、小中学生向きの講習会を利用し、また、各管区海上保安本部開催の海の安全教室、海難防止のつどい等を通じて配布し、海洋汚染防止思想の普及に大いに役立った。
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