日本財団 図書館


■事業の内容

(1) 危険物の安全運送に関する講習会
 テキストに基づき、「危険物船舶運送及び貯蔵規則」及び「海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律並びに関連規則」の規制内容等を周知するため、危険物運送に携わる関係者を対象とした講習会を開催した。
a. 講習会の開催
(a) 開催場所  横浜、神戸、名古屋、広島、門司、仙台、新潟及び高松の主要8都市
(b) 開催期間  各1日
(c) 派遣内容
イ. 講師:学識経験者等6名×8回
(d) 講習内容
イ. 危険物船舶運送及び貯蔵規則について
ロ. 危険物運送における荷送人の役割について
ハ. 危険物の船舶運送における運送人の役割
ニ. 危険物運送の国際規則
b. テキストの改訂・増刷
(a) 規格及び部数    A4版(107ぺージ)×1,200部
(b) 内容        守るべき事項並びに運送要件等に関する実務的指針をとりまとめた。
(c) 配布先       受講者等(別添資料参照)
c. OHP機器の購入とフィルムの製作
(a) 機器購入      0HP装置等一式
(b) 0HPフィルムの製作  カラーA4版×8枚
白黒 A4版×30枚(ゼロックスコピーで製作)
■事業の成果

運輸省の指導の下に海運、造船、化学品製造、港湾荷役、倉庫、海貨、商社等の関係者を集め、「危険物船舶運送及び貯蔵規則」及び国際基準について当局、荷送人、運送人及び専門家の立場から具体的解説を行った。また、本年度は平成4年7月1日に発効した海洋沖染防止条約附属書<3>に関して「海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律並びに関連規則」についても解説した。
 昭和62年度から、6ケ年度にわたる講習会開催の結果、荷送人又はメーカーにあっては容器検査及び危険物評価試験の要件等を、運送人にあっては積載方法等の要件を十分理解することが出来た。これら関係者が国内規則を遵守することにより、危険物の船舶による安全運送が図られることと思科される。





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION