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■事業の内容

国民のマイカー等を利用したオートキャンプは、成熟した経済社会の生活、そして人々の認識・価値観の変化を背景に来るべき21世紀における観光レクリエーション活動の主役となるべく、普及発展が期待されている。しかし、オートキャンプを取り巻くわが国の環境は、ソフト・ハードの両面にわたり、その整備は著しく立ち遅れており、社会生活に融け込んでいる欧米諸国との間には質・量とも大きな格差がみられる。
 国は来るべき時代に備え、国民が恵まれた自然の中で手軽に利用できる「オートビレッジ」(家族キャンプ村)の確保を図り、併せて地域の振興発展に資することを目的にその基盤的施設の整備を推進しようとしている。
 本調査事業は国の制度に係わる前段的な基礎調査として地域の実情に適応した「オートビレッジ」整備のための基本計画を策定し、国の観光レクリエーション行政及び地域の振興に資するものである。
(1) 調査内容
[1] 当該県の概要
a. 人口分布  b.自然条件  c.交通  d.観光資源、施設利用状況  e.既存キャンプ場の状況  f.関連計画の状況
[2] オートビレッジネットワーク計画
a. オートビレッジの整備方針及び当該県におけるオートビレッジの必要性
b. オートビレッジネットワーク計画
[3] オートビレッジ整備計画
a. 計画地区の概要
b. 基本方針
c. 利用者数の想定
d. 中核的施設群の整備計画
e. 中核的施設群の概算事業費
f. 活動メニュー
[4] 管理運営計画
管理運営の在り方
(2) 調査方法
[1] 現地調査
[2] 資料文献調査
(3) 調査対象及び調査場所
[1] 全国4地区
[2] オートビレッジ計画調査対象地
a. 青森県青森市
b. 山形県朝日市
c. 静岡県富士市
d. 和歌山県熊野川町
(4) 報告書の作成
[1] 部数  200部
[2] 規格  A4判
(5) 実施の方法
 委員会を設置して検討し、調査の実施は専門機関に委託して実施した。

■事業の成果

調査対象県、対象地区に対しての現地調査と既存資料文献調査を実施し、オートビレッジのあり方についての検討がなされた。
 特に、当該県の概要(a.人口分布、b.自然条件、c.交通、d.観光資源、施設利用状況、e.既存キャンプ場の状況、f.関連計画の状況)、オートビレッジネットワーク計画(a.オートビレッジの整備方針及び当該県におけるオートビレッジの必要性、b.オートビレッジネットワーク計画)、オートビレッジ整備計画(a.計画地区の概要、b.基本方針、c.利用者数の想定、d.中核的施設群の整備計画、e.中核的施設群の概算事業費、f.活動メニュー)、管理運営計画(a.管理運営のあり方)についての分析がなされ、今後当該県のオートビレッジの実施に関しての基礎資料が作成された。





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