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■事業の内容

わが国への来訪外客の関心が地方へ広がりつつあること、また、地方の国際化の進展等の状況を踏まえ、外客受入れに熱心な地域を国際観光モデル地区として関係機関が中心となって整備の進展を図ってきたが、当初の目的どおり外客が安心してひとり歩きできるように効果的に整備されているか、外国人による調査を実施する必要がある。
 本調査は全国36ヵ所の国際観光モデル地区を毎年12地区ずつ3ヵ年計画で行い、今後の国際観光モデル地区の整備方針の基礎資料を得て、もって国際観光の振興、地方の国際化に資することを目的とする。なお、本調査は昨年度に引き続き2年目である。
(1) 調査内容
[1] 国際観光モデル地区の整備状況の把握
a. 案内所の整備状況
b. 便益施設の整備状況
c. トイレの整備状況
d. 標識類、表示等の整備状況
e. ガイドブック、パンフレット、地図等の整備状況
f. その他必要な整備状況
[2] 外国人の目からみて必要とする整備内容の提案
(2) 調査研究方法
[1] 外国人による現地調査
[2] 資料文献調査
(3) 調査対象
 国際観光モデル地区12ヵ所
函館・大沼、盛岡・八幡平、成田、かながわ、伊豆東海岸、名古屋・犬山、紀の国黒潮、神戸・姫路・宝塚、香川せとうち、福岡筑紫、長崎・雲仙、別府やまなみ
(4) 報告書の作成
[1] 部数  300部
[2] 規格  A4版
(5) 事業実施の方法
 下記の委員会を設置して検討し、調査の実施は専門機関に委託して実施した。

■事業の成果

外国人モニターによる、全国12地区の国際観光モデル地区の現地調査を実施し、それを元に今後の国際観光モデル地区のあり方についての検討がなされた。また、外国人モニターの報告書から、良い点、問題点などをモデル地区毎にまとめ、これを通じて国際観光地としての問題点、将来あるべき姿を提言・提案した資料が作成された。





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