■事業の内容
統計グラフ全国コンクール 統計思想の普及啓蒙及び統計表現技術の研さんに資するため、「統計グラフ全国コンクール」を次のように実施した。 (1) 募集及び審査 都道府県を通じ全国的に統計グラフ作品を募集した。その結果、78,757点の応募があった。このうち、都道府県における地方審査をパスした作品785点が中央審査の対象となった。785点のうち、第二次審査で更に検討を加え、177点を最終審査に回し、そのほかに努力賞4点、奨励賞2点を決めた。最終審査においては、第1部〜第5部及びパソコン統計グラフの部まで計177点の中から55点を選抜して入選作品とし、各部門において各1点を特選と決めた。そのほか、佳作120点、奨励賞2点を決めた。 (2) 入選作品の表彰 第42回全国統計大会(於:三重県四日市市)において入選作品を発表し、表彰式を実施した。(平成3年11月14日) 第一部(小学校3年生以下の児童) 入選10点のうち特選1点 第二部(小学校4年生以上の児童) 入選10点のうち特選1点 第三部(中学校の生徒) 入選10点のうち特選1点 第四部(高等学校以上の学生・生徒) 入選10点のうち特選1点 第五部(一般) 入選10点のうち特選1点 パソコン統計グラフの部(小学校の児童以上) 入選 5点のうち特選1点 (3) 入選作品の展示会の開催 入選作品の展示会を次のとおり開催した。 [1] 平成3年10月18日(金)から1O月22日(火)まで、サンシャインシティ、アルパ2F噴水吹抜広場で開催した。 [2] 平成3年10月31日(木)と11月1日(金)に霞が関、中央合同庁舎第4号館で開催した。 [3] 平成3年11月14日(木)第42回全国統計大会会場(四日市市文化会館)において展示し、全国から参加した統計関係者、一般市民の観覧に供した。 [4] 平成3年11月から平成4年3月まで千葉、鹿児島、京都の順で、各県の県民会館等で展示会を開催した。なお、今後も山形、三重、奈良、愛媛等全国20ヵ所において開催する。 (4) 入賞作品集の配付 第39回統計グラフ全国コンクール入賞作品集(B5版)を1,000部作成して、都道府県、入賞者、各省庁統計主管部課、協賛団体等に配付した。 (5) 入選作品スライドの作成 入選作品55点のスライドと、作品を紹介する録音テープを作成し、都道府県に各1組配付し、普及啓蒙と今後における募集活動に活用することとした。
■事業の成果
統計グラフ全国コンクール 統計グラフ全国コンクールは、本年度で39回という歴史をもっている。次に記載する理由により、特に青少年層に対する統計思想の普及啓蒙と統計表現技術の向上ばかりでなく、絵画技術の向上に寄与する教育的効果も期待される。 (1) 応募作品78,757点が全都道府県の小、中、高校生に及んでいること。 (2) 全国統計大会及び各都道府県の地方大会で、入賞者に対する表彰が行われたこと。 (3) 入選作品展示会が、東京をはじめとして、20県の予定で開催されつつあり一般国民の観覧に供していること。 (4) 入選作品のスライド、紹介録音テープの利活用が期待されていること。 (5) 入賞作品集が、親しまれる刊行物として利用されていること。
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