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■事業の内容

国際観光の振興、地方の国際化に資する目的で指定された国際観光モデル地区については、関係機関が中心となって整備の促進を図ってきたが、当初の目的どおり外客が安心してひとり歩きできるように効果的に整備されているかを、外国人に依って調査し、今後の国際観光モデル地区の整備方針の基礎資料を得るものである。
(1) 調査内審
[1] 国際観光モデル地区の整備状況の把握
a. 案内所の整備状況
b. 便益施設の整備状況
c. トイレの整備状況
d. 標識類、表示等の整備状況
e. ガイドブック、パンフレット、地図等の整備状況
f. その他必要な整備状況
[2] 外国人からみて必要とする整備内容の提案
(2) 調査方法
[1] 外国人による現地調査
[2] 既存資料収集
(3) 調査対象及び対象数
 国際観光モデル地区12ヵ所(札幌・支笏湖、仙台・松島、会津若松・磐梯、松本・日本アルプス、飛騨・高山、金沢・南加賀、岡山・倉敷、広島、松山・今治、阿蘇・熊本・天草、鹿児島、サザンオキナワ)
(4) 報告書の作成
[1] 部数  300部
[2] 規格  A5判
■事業の成果

訪日外国人客は年々増加する傾向で、平成2年度には320万人に達し、今後もさらにこの傾向が続くことが予想される。このような状況下において、国内の各観光地は訪日外国人観光客に対してどのように対応していけば良いのであろうか。
 国際観光モデル地区36ヵ所の内12ヵ所を外国人モニターが現地を調査し、その結果を分析した。これを通じて国際観光地としての問題点、将来のあるべき姿を提言・提案した。今後国際化が一層進む中で、国内の各観光地にとって、望ましい国際観光地づくりのための資料が作成され国際観光モデル地区整備に大いに寄与するものと思われる。





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