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■事業の内容

国連笹川環境賞の賞金の増額並びに広報活動を充実させるための資金として援助する。
1984年の第1回授賞式以来、同賞の賞金及び運営に係る経費は、賞金の運用益によって賄われてきた。最初の5年間の同賞の運営を終了したUNEPは、同賞選考委員会メンバーとともに環境問題を取り巻く国際的動向を踏まえ、1990年度以降の同賞の在り方について再検討を行った。
結果、地球規模の環境問題が国際外交の重要な課題として採り上げられ、地球環境の保全と再生のため、人類全体の共通認識と迅速な対策が求められている今日、同賞の果たす役割はますます大きくなるとの判断から、同賞の権威をより高めるとともに、より効果的な広報活動を行うべきとの合意がなされ、一昨年度、当会に対し基金増額の要請がなされた。
当会としては、UNEPの要請趣旨には賛同できるが、協力方法は基金としてではなく、年度毎の会計報告を含めた事業報告書並びに次年度の申請を精査し、所要額から基金の運用益を差し引いた不足額を拠出することとし、一昨年度から本事業を実施している。
■事業の成果






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