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■事業の内容

(1) 輸送関係標準メッセージに関する調査研究
 国連ECEが開発及び普及に努めているUN/EDIFACTの標準メッセージ(UNSM)のうち、わが国海運業界等にとって重要かつ緊急と思われる輸送関係標準メッセージ(IFTMFR,IFTMBF)をとりあげ、主としてIFTMFRの構成、機能、活用方法等についての調査、研究を行うとともにFirm Bookingについては、わが国在来のBooking例をUN/EDIFACTに置き換えた場合の影響、問題点について調査研究を行った。

(2) EDI制度手続に関する調査研究 
 国連ECEが推進しているEDIFACTによる新しい貿易関係取引についてわが国としても早危に環境条件を整備するとともに関係業界にこの国際的な動向を的確に啓蒙していく必要がある。
 そこで、国連ECEの本問題に対する活動を調査するとともにわが国における貿易関連業界の抱えている貿易業務のEDI化に関する法律、手続、慣習での問題点を採り、今後の活動計画を策定するため必要な調査研究を行った。
■事業の成果

(1) 輸送関係標準メッセージに関する調査研究
 本事業活動による調査結果は、わが国海運業界が推進しているシッピングインストラクション・ブッキング等のぺーパーレス化の指針として大いに役立つとともにUN/EDIFACTの開発普及のため国連ECEにわが国から派遣しているラボーターの活動に役立つものである。

(2) EDI制度手続に関する調査研究
 本事業活動による調査結果は、わが国貿易関係業界が必要としている貿易手続面におけるEDI化の法的諸問題についての内外の最新情報を提供するとともに、貿易関係業界がグローバルな展開を推進するにあたり必ととなるEDIによる貿易手続の法的側面を支援するために役立つものである。
 またUN/EDIFACTの開発普及のため国連ECEにわが国から派遣しているラポーターの活動に役立つものと思われる。





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