
■事業の内容
イ. 瀬戸内海巡回診療船の建造整備 項目/建造計画船 総トン数/166トン(現行測度) 全長/33m 垂線間長/28m 型幅/7m 型深/3m 満載吃水/2m 船体構造/軟鋼(上部アルミ) 主機関/500ps×2基 試運転最高速力/12.5ノット 定員/乗組員5名、診療班12名、臨時乗船者45名 診療用機器/X線診断装置、自動血球計数装置
■事業の成果
本会の瀬戸内海巡回診療船「済生丸」は、今日まで26年余にわたり、岡山・広島・愛媛・香川の各県の離島・沿岸へき地の医療に恵まれない地域住民のために、診療・検診・保健予防活動を無料で行ってきた。しかし、二世号も昭和49年度に建造されたもので、進水後既に15年を経過し、老朽化も著しく、更新の必要にせまられていた。一方、離島住民の高齢化が増々進み、受診者は年々増加傾向にあり、今後も高齢化対策を考慮しながら、在宅医療を含めた、本事業の継続が是非必要となっていたため、新しく診療船を整備したことは、医療に恵まれない島嶼住民等の健康保持を目的とした診療・検診等を通じ、地域社会の医療福祉の増進に寄与するところ大なるものがある。
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