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■事業の内容

(1) 東京及び諸外国の現状把握
 既存資料により、東京及び24時間運用の大都市空港周辺における交通体系の現状を整理した。
(2) 関西国際空港の開港に伴うプロジェクト等の把握
 関西国際空港関連プロジェクトに伴う都市構想、交通計画等について把握するため、地方公共団体及び交通関係事業者に対してヒアリング調査を実施した。
(3) 東京及び諸外国における現地調査
 上記(1)及び(2)の調査結果を踏まえ、東京及びニューヨーク、シカゴ等北米地区における現地調査を実施し、空港及びその周辺部における交通面からみた現状と問題点、課題を整理した。
(4) 関西国際空港の開港に伴う旅客流動の課題の整理
 上記(1)〜(3)の調査結果により委員会で検討のうえ、関西国際空港の開港に伴う旅客流動の新しい課題を整理した。
(5) 調査のまとめ、中間報告書の作成
 以上の調査結果に基づき委員会で検討のうえ、平成元年度調査の中間報告書を作成した。
・ 部数   50部
・ 配布先  運輸省、委員会委員等
■事業の成果

平成4年度末開港予定の関西国際空港を契機として、京阪神都市圏においては様々なプロジェクトが目白押しに計画されている。
 また、社会活動の高度化、経済の国際化、24時間化の進展は、都市における旅客交通体系に大きな影響を及ぼすものと思われる。
 このような状況の中にあって、本調査は、東京都市圏の社会活動の変化や旅客流動の実態、並びに海外(ニューヨーク、シカゴ等)における24時間運用空港周辺の交通実態等を把握して、京阪神都市圏における新しい交通体系のあり方を模索するための基礎的調査を行ったものであり、交通体系の基本的方策を検討するための基礎的データとなるものと思料する。





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