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■事業の内容

(1) 構造改善計画の推進指導
[1] 電算化推進指導
a. 四国地区
日時  昭和63年6月23日(木) 9:00〜16:00
場所  今治市、浅川造船(株)会議室
講師  日本マリンエンジニアリング(株) 小野 任氏
内容  当会が昨年度に作成した「ハイドロ・スタビリティ計算プログラムVer.87」の使用に必要な理論解説、入力データ作成方法、プログラム取扱い方法等を座学及び実習により説明した。
b. 中国地区
日時  昭和63年6月25日(土) 9:00〜16:00
場所  呉市、今村造船所
講師  日本マリンエンジニアリング(株) 小野 任氏
内容  当会が昨年度に作成した「ハイドロ・スタビリティ計算プログラムVer.87」の使用に必要な理論解説、入力データ作成方法、プログラム取扱い方法等を座学及び実習により説明した。
[2] 構造改善推進指導
a. 関東地区
日程:9月 1日(木) 9:00〜11:00 東京  墨田川造船(株)
13:00〜15:00 横須賀 (株)花崎造船所
15:30〜17:30  〃  相模造船鉄工(株)
9月 2日(金) 9:00〜11:00 横浜  横浜ヨット(株)
12:30〜14:30 横須賀 (株)高知屋造船所
15:30〜17:30 三崎  三崎船舶工業(株)
9月12日(月)13:00〜17:00 館山  高尾造船工業(株)
9月13日(火) 9:00〜12:00  〃     〃
講師:公認会計士  柿島 勝氏
内容:個別企業の近代化、経営の多角化、設備の改善及び船舶計算の電算化について懇談・指導した。
b. 中国・阪神地区
日程:11月 9日(水) 9:30〜12:30 木江 佐々木造船(株)
13:30〜17:30 〃  (株)松浦鉄工造船所
11月10日(木)11:00〜16:00 高砂 (株)石原造船所
11月11日(金)10:00〜16:00 福良 寺岡造船(株)
講師:公認会計土 柿島 勝氏
内容:個別企業の近代化、経営の多角化、設備の改善及び船舶計算の電算化について、又地域グループの近代化、集約化について懇談・指導した。
(2) コンピュータリゼーション事業の推進
[1] プログラムディスク
a. 「グロス・トン計算プログラム」Ver.88
規格:5インチ2HDフロッピーディスク
部数:正・副各1枚及びサンプルデータディスク1枚 28セット
b. 「タンク容積計算プログラム」Ver.88
規格:5インチ2HDフロッピーディスク
部数:正・副各1枚及びサンプルデータディスク1枚 28セット
[2] 使用説明書
a. 「グロス・トン計算プログラム」Ver.88取扱い説明書
規格:A4版 オフセット印刷29頁
部数:100部
b. 「タンク容積計算プログラム」Ver.88取扱い説明書
規格:A4版 オフセット印刷48頁
部数:100部
(3) 構造改善計画承認申請
[1] 構造改善計画書
規格 :B4版オフセット印刷110頁
部数 :245頁
内容 :平成元年度構造改善計画書
配布先:会員企業   37
関係官庁   99
関係団体   51
地方自治体  14
その他    53
[2] 実施状況報告書
規格:B4版オフセット印刷94頁
部数:245部
内容:昭和63年度構造改善実施状況
配布先:会員企業   37
関係官庁   90
関係団体   51
地方自治体  14
その他    53
■事業の成果

中型造船業は、国内の船舶の建造需要が内需景気に支えられ少しずつ上向いているものの、資材、工賃の値上がりが船価のそれを上回っているため、依然厳しい局面に立たされている。 
 中型造船業はこうした状況に対処して、健全な事業活動を維持してゆくため、中小企業近代化促進法に基づき、個々の企業が戦略的な経営計画を策定し、それに基づいて近代化を行う経営戦略化構造改善事業を実施中である。
 本年度はその第2年度目にあたり、前年度の経営計画の策定に従い、規模等の適正化、新技術の開発等の事業を推進した。
 又、近年、中型造船業においても技術力の向上なかんずく基本設計能力の充実、設計作業の迅速化は焦眉の課題となっているため、本年度は、総トン数計算及びタンク容積計算の電算化を実施した。
 以上により、中型造船業の合理化に大きく寄与するものと思料する。





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