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■事業の内容

ア. 保育指導書の発行
指導書名  保育所健康管理講座
[1] 保育所の午睡・健康管理
[2] 保育所の環境衛生管理
部数    各11,000部
規格    A5判・本文9p、8p横組・約148頁
内容    保育所入所児童の健康管理の実際を解説
配布先   保育所・都道府県・指定都市・その他
イ. 永年勤続保育者の表彰
表彰人員  都道府県・指定都市×5名  計285名
選考基準  認可保育所に30年以上勤務している保育所長及び20年以上勤務している有資格保母等に対し、その多年の功績をたたえ、表彰状及び、記念品を贈呈し、その労をねぎらい激励した。
表彰式   東京で開催(昭和63年10月18日(火))
ウ. 保育所保母・調理員研修会
参加人員  1開催地 約150名、8県
研修場所  都道府県(市)
研修内容  (1)音楽リズム(2)体育遊び(3)言語活動(4)造形活動(5)調理等の実技指導を中心とした研修会を行い保育内容の向上を図った。
期間    1泊2日
エ. 子どもを伸ばす両親講座
開催場所  各都道府県(市) 30カ所
参加人員  開催地毎100名
期間    1日
内容    保育所保護者会の幹部に対し、保育所の機能と保育内容を理解させるとともに、子育てについての教育と相談を通じて子どもの健全な育成を図った。
オ. 指導保育者の海外研修
人員    都道府県・指定都市より25名
内容    保育所に勤務し指導的立場にある保育者を欧州各国に派遣し、これら先進諸国の保育に関する専門的な知識及び技術等を習得させるため、制度、乳児、障害児保育及び地域社会とのかかわり方等についての研修を行った。
期間    昭和63年10月23日〜11月4日までの13日間
■事業の成果

近年における核家族化の進行、婦人就労の増加、育児意識の変化などに伴ない育児の面でさまざまな問題が発生してきているが、これらに対しては、児童のみならず、若い保護者に対する指導をも必要としている現状から保育に従事するものが相協力し、全国の保育所の水準をより一層高めることが社会の要請となってきている。
 このため本事業により保育所入所児童の健康管理の指導書の発行、永年勤続保育者の表彰、保育所保母、調理員の研修会、子どもを伸ばす両親講座及び海外の保育実情の研修を行い、保育事業従事者の資質の向上を図ったことは、児童福祉の向上に資するところ大なるものがある。





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