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■事業の内容

1) 器材名及び台数  防犯広報車…………51台
防犯指導車………… 2台
2) 仕様
ア 防犯広報車   排気量約1,500ccの車に、拡声装置、スピーカー、探索灯、標準付属品等を搭載
イ 防犯指導車   排気量約3,400ccの車に、拡声装置、スピーカー、防犯機器展示台、展示板、防犯モデルハウス、警報機器、映写機器、TV、ビデオ装置、錠前類、標準付属品等を搭載
3) 配備計画
 都道府県別に犯罪発生件数、検挙件数、少年非行、防犯活動状況及び地域活動状況及び地域環境等をきめ細かく比較検討し、緊急に配備を必要と認められる都道府県防犯協会連合会に対して、警察庁と協議決定し配備する。
■事業の成果

近年、都市化の進展や社会構造の変化に伴い犯罪は、質的、量的ともに増加している。特に少年非行は、女子の非行や最近深刻な社会問題となっている“いじめ”の問題等予断を許さない情勢にある。このような現状をふまえわれわれ防犯協会は警察の指導のもとに、関係機関、団体、民間有志の方々と一体となり幅広い防犯活動を展開し、防犯活動用車両を各都道府県に対し譲渡事業を行ってきた。防犯活動用車両は、これまで季節防犯運動時には積極的な広報活動を展開してきた。特に、秋の全国防犯運動においては、侵入盗の防止、少年を取り巻く社会環境浄化のための運動が展開されるが、その際この車両の活動が大いに期待されているところである。また、年末年始の犯罪多発時には、機動車を駆使して地域防犯対策の一翼を担い、防犯意識の高揚に成果をあげているところである。さらに、家出人、迷子など保護活動に活用されるなど、地域社会に密着した活動を行い、市民防犯に役立ち、明るい社会づくりに貢献するものと思われる。





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