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■事業の内容

(1) 技能向上指導
[1] 一般技術指導
a. 開催場所  函館ドック 他39会員
b. 実施回数  延80回
c. 講習期間  各回 1日
d. 講習内容  造船協力従業員に対し、多能工化教育など現地ニーズに沿った技能習得向上の指導を行った。
e. 参加者   延2,512名 平均約31名/回
(2) 造船協力業の就業制限職種に対する指定教習
 広島労働基準局長指定教習機関として、ガス溶接技能講習、玉掛技能講習、足場組立作業主任者技能講習を広島県下で開催し、資格取得を図った。
[1] ガス溶接技能講習
a. 開催場所  呉地区 1回
b. 講習期間  3日間
c. 講習内容  イ. 可燃性ガス及び酸素に関する知識
ロ. 設備の構造及び取扱いに関する知識
ハ. 関係法令
ニ. 学科試験
ホ. 実技(設備の構造及び溶断溶接)
d. 参加者   50名
[2] 玉掛技能講習
a. 開催場所  呉地区 1回
b. 講習期間  4日間
c. 講習内容  イ. クレーンの知識
ロ. 玉掛の方法
ハ. 力学の知識
ニ. 関係法令
ホ. 学科試験
ヘ. 実技(クレーン等の玉掛、合図)
d. 参加者   50名
[3] 足場組立作業主任者技能講習
a. 開催場所  瀬戸田地区 1回
b. 講習期間  2日間
c. 講習内容  イ. 足場組立解体の知識
ロ. 設備機械等の知識
ハ. 作業者の教育の知識
ニ. 関係法令
ホ. 学科試験
d. 参加者   41名
■事業の成果

造船業界においては、今次不況により人員削減による合理化が推進され、設備の自動化等による技術改革が行われており、造船協力業従業員においても、大幅な人員の削減を余儀なくされる一方、多能工化による一層の生産性の向上が要求されているのが現状である。
 本事業では、こうした状況下で新技術の習得に対して適切かつ効果的に指導を行ったものであるが、これにより造船協力業の技術力の向上と多角化に役立つとともに、わが国造船業に寄与するところ大なるものがある。





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