■事業の内容
航海計器に関する評価の調査、解析 現用の磁気コンパスについて構造上、使用上の評価、要望事項を把握するため、国内船、国際就航船にアンケート調査を実施した。 a. 対象者 国内船120隻、国際航海就航船180隻のコンパスアジャスター、ドックマスター、乗組員 b. 調査項目 ○ 磁気コンパスの種類 ○ 船舶の種類 ○ 自差修正装置 ○ 磁気コンパスの保守 ○ 磁気コンパスの利用状況 ○ 型式承認制度 ○ 自差修正実施の法制化 ○ 回答者の職務等 ○ 構造部品と性能 ○ 反映式磁気コンパス ○ 磁気コンパスの据付け ○ 自差修正の実施状況 ○ 自差修正人の資格 ○ 磁気コンパスに関する要望
■事業の成果
磁気コンパスのアンケート調査によるユーザー側の評価・要望(設問70項目)を集計した結果、製造時の問題点、船舶に装備する上での問題点、船上における性能維持上の問題点が把握できたこと、さらに解析として設問70項目のうち所要の項目を組合せて125項目について集計した結果、磁気コンパスに関して、製造者には品質について、造船当事者には船上装備について、船舶乗組員には船上における性能維持について、今後の改善指針の策定に大いに寄与するものである。
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