■事業の内容
(1) 指導講習
a. FRP製船舶建造技術指導
(a) 管理技術者対象講習会
FRP造船所の管理技術者養成のための講習会
イ. 実施場所 小樽、熊本(2ケ所)
ロ. 実施期間 各地3日間
ハ. 講習内容 FRP造船所における管理技術について
ニ. 講師 各会場 4名
ホ. 受講者 延 64名
(b) 特定科目講習会
FRP造船所の要望に応じた技術指導を目的とする講習会
イ. 実施場所 名古屋、香住、石垣(3ケ所)
ロ. 実施期間 各地2日間
ハ. 講習内容 FRP造船所より要望のあった科目について
ニ. 講師 各会場 3名
ホ. 受講者 延 56名
b. アルミ船建造技術指導
アルミニウム合金による造船技術指導のための講習会
イ. 実施場所 気仙沼、新潟、大阪(3ケ所)
ロ. 実施期間 各地2日間
ハ. 指導内容 アルミ船の建造技術について
ニ. 講師 各会場 2名
ホ. 受講者 延 70名
c. 船舶検査能率化講習会
検査準備能率化を図るための講習会
イ. 実施場所 神戸、尾道、松山、長崎(4ケ所)
ロ. 実施期間 各地1日
ハ. 講習内容 検査準備能率化について
ニ. 講師 各会場 2名
ホ. 受講者 延 172名
d. 労災防止対策者講習会
造船所の労働災害を防止するための講習会
イ. 実施場所 釧路、横浜、三角(3ケ所)
ロ. 実施期間 各地2日間
ハ. 講習内容 造船所における労働災害防止について
ニ. 講師各会場 2名
ホ. 受講者 延 64名
e. 新測度法講習会
新測度法による船舶測度の周知に関する講習会
イ. 実施場所 小樽、名古屋、広島、高松(4ケ所)
ロ. 実施期間 各地1日
ハ. 講習内容 測度方法の実際について
二. 講師 各会場 2名
ホ. 受講者 延 271名
(2) 指導書の作成
a. FRP船建造技術指導書の作成
(a) 設計編(1）
イ. 規格 オフセット B5判 220頁
ロ. 部数 200部
ハ. 内容 ○ 仕様と基本設計
○ 重量、重心トリム等の計算
○ 速力の範囲と船型
○ 抵抗推進
ニ. 配布先 FRP製船舶建造技術指導受講者等
(b) 馬力推定図表(高速)
イ. 規格 オフセット A4判 80頁
ロ. 部数 150部
ハ. 内容 高速(12〜24ノット)馬力推定図表の使用法について
ニ. 配布先 FRP製船舶建造技術指導受講者等
b. アルミニウム合金船建造技術指導書の作成
a. 規格 オフセット B5判 280頁
b. 部数 200部
c. 内容 ○ 概論
○ 造船工作法
○ 溶接工作法
d. 配布先 アルミ船建造技術指導受講者等
c. 小型鋼船技術指導書の作成
(a) 溶接技術指導書
イ. 規格 オフセット B5判 120頁
ロ. 部数 200部
ハ. 内容 ○ 溶接施行法
○ 溶接設計
○ 溶接試験及び検査
ニ. 配布先 溶接技術指導受講者等
(b) 小型船舶の検査基準に関する指導書
イ. 規格 オフセット B5判 160頁
ロ. 部数 200部
ハ. 内容 ○ 溶接検査
○ 船体部、機関部の検査
○ 海上試運転
○ 積量測度
ニ. 配布先 船舶検査能率化講習会受講者等
(3) 指導書原案及び改訂原案の作成・編集
a. 指導書原案
塗装技術指導書原案の作成・編集
船舶の塗装方法等全般の原案を作成・編集した。
400字詰原稿用紙 271枚
b. 指導書改訂原案
FRP船建造技術指導書改訂原案を作成・編集した。
構造・艤装設計の改訂原案を作成・編集する。
400字詰原稿用紙 105枚
■事業の成果
本事業は、船舶需要の変化に伴なう船種、船舶等の多様化によって、技術各差が拡大し、又造船不況による受注減少等諸般の課題を抱え、最新造船技術を習得しなければ経営基盤の維持も困難な現状にある小型造船業に対して、FRP、アルミ製船舶建造技術講習、溶接技術講習会等を開催したことにより、小型船造船業の技術者の養成及び技術水準の向上経営基盤の強化、品質性能の確保等に寄与するものである。
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