■事業の内容
[1] 危険予知に関する体系的調査・研究 a. 災害実態調査 (a) 名称 危険予知に関する調査研究報告書 (b) 規格 報告書 B5版 40頁 (c) 部数 2,000部 (d) 内容 昭和55、56年の全休業災害の要因を各項目別に分類し、集計解析をし、危険予知の資料となる報告書を作成した。 (e) 配布先 会員所属企業 [2] 安全講習会及び安全点検 (a) 開催場所及び開催期間 1. 57. 4.27 講習会 4.28 点検 佐世保 2. 57. 6. 2 講習会 6. 3 点検 福岡 3. 57. 6.24 講習会 6.25 点検 大西 4. 57. 8. 4 講習会 8. 5 点検 玉名 5. 57. 8.10 講習会 8.11 点検 下関 6. 57. 9.13 点検 9.14 講習会 室蘭 7. 57. 10. 5 講習会 10. 6 点検 多度津 8. 57. 10.15 講習会 10.16 点検 下ノ江 9. 57. 1.26 講習会 1.27 点検 鶴見 10. 57. 3.11 講習会 3.12 点検 追浜 (b) 実施内容 安全講習会を開催すると共に会員事業所ごとに安全点検を行い、不安全要因の指摘、除去、改善提案等を行い災害の防止を図った。 (c) 参加者及び受講者 事業主及び監督者 受講平均 61名 [3] 災害防止資料の作成・配布 a. ポスターの作成 (a) 名称 災害防止対策ポスター (b) 規格 B5版 カラー4色刷 (c) 部数 57.18.26 5種類×各1,000部 1.26 3種類×各1,000部 58. 1. 5 2種類×各1,000部 計 10種類×各1,000部 (d) 内容 多発災害事例及びモラルを主に、災害防止対策ポスターを作成し、安全意識の昂揚を図った。 (e) 配布先 会員所属企業 b. スライドの制作 (a) 名称 新入社員教育用スライド (b) 規格 35mm カラー 57コマ (c) 数量 初号1本、プリント70本 (d) 内容 造船所における災害傾向、禁止事項、保護具、作業基準、共同作業、混在作業の留意点等をわかりやすく解説した。 (e) 配布先 所属会員
■事業の成果
現在の造船業界は工事量の減少尊厳しい状況にあり、当然造船下請業もこの影響を多分に受けており、生産工程上どうしても欠くことの出来ない分野は下請が担当しているのが現状である。この中でも特に危険度の比較的高い作業、混在作業、工事期間の短期のもの等一歩誤まると重大災害を惹起しかねない場合が多くある。 しかしながら、従業員をみると経験工の離散による結果、その人員構成は高齢者及び未熟練工が多く、安全教育の再徹底、高齢者、未熟練工に対する安全教育等が急務とされている。こうしたことを踏まえ、本事業において安全確保のための適切な諸教育、指導、資料配布等を実施し、安全成績の向上と意識の高揚を図ったことは造船業における災害防止上欠くことのできないものであり造船業の振興に対する波及的効果は多大なものがある。
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