■事業の内容
A. 音楽会 1) 音楽祭の開催 アマチュア音楽団体諸分野の代表を一堂に会し、各音楽分野の活動を同時に紹介、発表する趣旨で合同音楽会を開催した。 [1] 開催場所 東京 [2] 開催期間 1日間(昭和58年3月15日) [3] 出演者 吹奏楽、オーケストラ、合唱、ギター、マーチングバンド、伝統音楽等の代表 約100人 [4] 視聴者 青少年及び一般 延1,800人 2) 演奏会の開催 音楽に親しむ機会の少ない福祉施設等の人達のために訪問演奏や音楽会への招待により、音楽活動をもって社会福祉に活用。また演奏会及び派遣演奏を実施し、音楽の意義を周知せしめ振興を図った。 [1] 開催場所 全国16ケ所(訪問演奏会30、演奏会1) [2] 開催期間 延31日間 [3] 出演者 約1,200人 [4] 講習会 福祉施設入所者等延8,510人 B. 講習会 1) 講習会の開催 各種音楽講習会を開催し、アマチュア及び指導者の音楽知識と演奏技術等の向上を図った。 [1] 開催場所 全国3ケ所 [2] 開催期間 延9日間 [3] 受講者 延663人 2) 講師派遣 全国各地でそれぞれの音楽分野の団体組織等でも講習会を実施しているが、優秀な講師を招へいするための資金力がなく困難をきたしているので、内外の優秀な講師を派遣して音楽知識と技術の向上を図った。 [1] 開催場所 全国5ケ所 [2] 開催期間 延22日間 [3] 講師 延27人(1ケ所約8人) C. その他音楽普及事業 1) パレードの開催 マーチングバンド等主に屋外を活動の場とする音楽団体にその発表の機会を提供し、一般市民に音楽の楽しさを知らせ併せて社会に役立つテーマをかかげて地域市民に呼びかけることにより社会活動にも活用した。 [1] 開催場所 1ケ所 [2] 開催期間 1日間(昭和58年2月11日) [3] 出演団体 29団体 [4] ユニホーム貸与 マーチングパレード用ユニホーム100着 2) 楽器貸与 全国各地に大小様々なアマチュア音楽団体があるが、これらの多くは資金の不足のため満足に楽器を購入できず演奏活動にも支障をきたしている。これらの団体に対し楽器を貸与し円滑な演奏活動を図った。 [1] 対象 全国のアマチュア音楽団体 [2] 貸与楽器 日本太鼓等 3) 楽譜出版 邦人作曲家による新曲を募集し、最優秀曲の楽譜を刊行して全国的に配布する等邦人作曲家の育成と邦人作品の普及を図った。 [1] 楽譜 吹奏楽曲、合唱曲 [2] 発行部数 延800部 [3] 配布対象 全国のアマチュア音楽団体等 [4] 内容 各部門最優秀作品を収める 4) 伝統音楽研究会 日本の古くから伝えられているいわゆる伝統音楽の保存継承と普及を目的として伝統音楽演奏会や研究会を開催。 [1] 開催場所 兵庫 [2] 開催期間 1日間(昭和58年1月23日) [3] 視聴者 約2,000人
■事業の成果
国民音楽といわれているアマチュア音楽団体は、吹奏楽をはじめとし管弦楽、合唱等が最近いちじるしい音楽活動を展開している。これら諸団体を本事業によって指導育成するとともに、わが国音楽文化の発展に寄与したことは、青少年の人間回復、公聴心の涵養、健全なる情操教育に十分な効果が期待されると思われる。
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