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■事業の内容

A. 講習会の開催
[1] 名称    防災安全講習会
[2] 開催場所  15カ所(群馬県他)
[3] 開催日数  各地区1日間
[4] 受講者数  897人
[5] 対象    防火管理者、自衛消防隊員、消防団員幹部等
[6] 内容    防災安全に関する思想の普及と知識技術の向上
B. 視聴覚教材の整備
[1] 16ミリカラー映画「応急措置」のプリント
a. プリント名 みんなで行う人工呼吸、心臓マッサージ
みんなで行う止血とほう帯、体位管理、保温、運搬
b. 数量    上記プリント各37本
c. 配布先   栃木県消防学校他36都道府県消防学校
[2] 複写機(トラペンアップルTU-265)
 15台購入し、講習会開催府県消防学校に配布し、活用することとした。
C. 資料収集
 消防関係古書  7点
D. 救急自動車の殺菌消毒、救急隊員の感染防止に関する調査研究
 救急自動車で搬送する傷病名は、その病名において千差万別であり、特には強い伝染力をもつ患者もあり、搬送傷病者および救急隊員への感染の影響は大きいものがあるので、救急自動車の効率的な殺菌消毒方法および感染防止法について調査研究を行った。
[1] 研究項目
a. 傷病者搬送後の救急自動車内部の汚染度調査
b. 効果的な救急自動車の殺菌消毒方法
c. 搬送途上の感染防上法
d. 搬送後の消毒方法
e. 健康診断等の方法
E. 救急食器材のマニアルの作成
 救急資器材の効率的な使用方法、整備および保守要領等について研究し、これらの統一的なマニアルを作成した。
[1] 作成項目
a. 搬送用資器材、看護用資器材および副子についてのマニアル
b. 呼吸管理用資器材についてのマニアル
c. 創傷等保護用資器材および消毒用資器材についてのマニアル
F. 救急自動車の規格と構造に関する調査研究
 近年における医療技術ならびに医療器材の進歩さらに救急隊員の行う応急措置等の基準の制定などに伴い救急自動車の機能の向上を図るため救急自動車の規格と構造についての調査研究を行った。
[1] 研究項目
a. 現在運用されている救急自動車の問題点
b. 医療的観点からみた救急自動車のあり方
c. 積載資器材からみた救急自動車のあり方
d. 将来あるべき救急自動車の規格と構造
■事業の成果

旅館、病院、デパート等における防災管理者民間自衛消防団員等に対して防災安全意識の徹底を図るため、本事業によって安全に関する講習会を開催するとともに教材等を整備して、安全思想の普及と知識の向上、人命の安全確保を図ると共に応急処理等に関する研究調査を行ったことは社会公共の福祉に寄与するところ大なるものがあると思われる。





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