
■事業の内容
ポシドニア82国際海事展への参加準備 (1) 開催場所 ギリシャ国 ピレウス市 (2) 開催期間 6日間 (3) 展示面積 190m2 (4) 本年度実施内容 [1] 展示小間の申込 展示面積 190m2 (共同出展の日本海事協会50m2を含めると総スペース240m2) [2] 展示方針および内容の決定 a 展示方針 本海事展においては、「船舶における省エネルギー技術の開発」を主要テーマとして、日本造船業が開発・建造した省エネルギー船舶並びに省エネルギー関係のシステム・機器を紹介することにより、時代の要請に応える技術開発に積極的に取組んでいるわが国造船業の姿勢をPRし、加えて、日本造船業とギリシャの繁り、組合員等の紹介を行ない、海運関係者の日本造船業の実情に対する理解の促進を図り、今後の船舶輸出の促進に役立てる。 b 展示内容 (a) 船舶の省エネルギー技術の開発 (イ) バラ積船・油送船等で在来船の改良により省エネルギー化を図った船舶を紹介する。 (ロ) 帆装商船・石炭焚船等新しい概念から省エネルギーを目指している船舶を紹介する。 (ハ) 改良エンジン・プロペラ等単体で省エネルギーを図った機器とそれらを総合的に組合せて省エネルギーを図った推進プラント等のシステムを紹介する。 (b) 省エネルギー技術を生かした船舶、システム・機器以外に全天候型半没水式双胴船、砕氷船等日本造船業の建造技術の高さを示す特殊船を紹介する。 (c) ギリシャ向け豪華ヨット(模型)の展示を通じて日希関係を紹介する。 (d) VTRコーナー 応接コーナーとVTRコーナーとを兼ねたコーナーを設置して、ビデオテープにより日本造船業の技術、日本の風景、芸能等の紹介を行なう。 (e) 組合員各社の紹介 [3] 展示テザインの決定 本海事展においては、展示内容が「省エネルギー」を中心としているため、アイキャッチャーとして「省エネルギー」を象徴するような具象物の設置を考慮した結果、小間中央部にシンボル・ムーブメントを置いた他、観客の流れをスムーズにするため、小間全体を8角形状にレイアウトし、各角内で展示を行なう方法を採用した。 [4] 展示装飾資材の国内製作 a 写真焼付 (a) カラーフィルム 15点 (b) カラープリント 1点 b 説明文製作 (a) 船型紹介 10点 (b) システム・機器紹介 5点 (c) その他 1点 c 装飾資材 (a) 電飾盤 4点 (b) シンボル・ムーブメント 一式 (c) 壁面イラスト・表示文字、応接室内ベンチ等飾り物 一式
■事業の成果
わが国の造船業は、将来とも安定した受注を確保するため、既存市場の維持、拡大と新市場の開拓を図る必要があり、本事業では、ギリシャで開催される海事展へ参加するもので、本年度は参加準備を行った。 本組合は永年にわたり、有力な顧客であるギリシャ系船主、並びに世界の主要造船、海運国多数が参加する本海事展にわが国造船業を取りまとめて参加し、統一展示及び関連行事を実施して、ギリシャ船主並びに世界の海運関係者との交歓交流を図り、以って安定受注の確保並びに今後の船舶輸出の円滑な推進に資することができると考えられる。
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