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■事業の内容

(1) 南アメリカ派遣
[1] 調査対象国
アルゼンチン  チリー
[2] 調査期間
(12日間)  自 12月 4日
至 12月15日
[3] 調査員
(3名)
石川島造船化工機(株) 船舶営業課員
前田 芳和
神例造船(株)  船舶営業課員
西井 富士夫
中造工     業務部長
服部 要
[4] 調査内容
 船舶需要動向について調査し、報告書にまとめて関係方面に頒布した。
調査内容:船腹保有状況、需要状況、保有船主の実態、その他
調査項目
 船腹保有状況、需要状況、拡充計画、輸送量実績と今後の見通し、保有船主の実態、造船事情、日本を除く外国からの船舶の輸入状況、船舶の輸入資金の調達状況、競争相手国の船舶売込状況、競争相手国のアフターサービスの実態、輸入機関、輸入または保有に関する法令及び規則、日本から輸出した船の評判、その国が外国から輸入した船舶の評判、その国の船主・ユーザー及びバイヤーのわれわれに対する要望事項、現地適存船の特色
■事業の成果

チリー、アルゼンチン両国は、従来より自国商船隊の強化を図っており、また、一時の経済不況から立直りの様相を呈していることで、両国とも今後、船舶需要が増加するとの想定のもとに市場調査を行った。
 しかるに予想に反し、アルゼンチンは自国の船舶建造能力の拡充に伴い、その需要の殆んどを国内建造とする国策を採っており、将来わが国のライバルとなることも考えられ、一方チリーについては同国商船隊の規模が小さく、大きな船舶需要の伸長が期待できないことを知り得た。
 よって、本調査を行ったことは今後これら市場に対するわが国の中小型船輸出方策の確立に資するところ大なるものがある。





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