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■事業の内容

(1) 指導講習
[1] 一般講習(通信教育)
A. 受講者の募集
 下記のとおり、ポスター、募集要項を印刷配布のうえ、通信教育の受講者を募集した。
印刷部数 ポスター(オフセットA2版) 1,300部
募集要項(オフセットB5版) 1,300部
配布先  全国中小造船所、関係官庁等
受講申込者 59名
B. テキスト、補助テキストの印刷・配布
 下記のとおり、テキスト、補助テキストを印刷のうえ、受講申込者等に配布した。
印刷科目 工場管理、船舶計算、基本設計、船こく設計、鋼船工作法、溶接工作法、艤装設計、艤装工作法、船舶法規、(9科目)
印刷部数 8科目×2種×80部
1科目×3種×80部
配布先  受講申込者59部、講師・委員等21部
C. 通信による添削指導
 下記のとおり、通信教育受講者に対して、添削指導を実施した。
指導科目 工場管理、船舶計算、基本設計、船こく設計、鋼船工作法、溶接工作法、艤装設計、艤装工作法、船舶法規、(9科目)
指導期間 6ケ月間
指導件数 801件
講師   11名
D. 面接指導(スクーリング)
 下記のとおり、添削指導終了者に対して、面接指導を実施した。
実施場所 運輸省共済組合 平河会館
実施期間 10日間
講師   14名
受講者  31名
E. 終了者の認定
 下記のとおり、通信教育の全課程を終了した者に対して認定を実施し、修了証書、認定書を交付した。
認定対象者  30名
修了者    28名
1級小型船舶技術者 修了者のうち8名
2級小型船舶技術者 修了者のうち16名
(2) 通信教育用指導書原案の作成及び編集
[1] FRP船造船科講座指導書原案の作成
 下記のとおり、指導書原案を作成し、編集を行なった。
作成科目 工場管理、艤装工作法
作成枚数 400字詰原稿用紙 200枚
[2] 通信教育用指導書の改訂
 下記科目について、指導書改訂原案を作成した。
作成科目及び作成枚数
溶接工作法     6枚
艤装設計      14枚
船舶法規      6枚(合計26枚)
委員会運営委員会  4回
指導書編集委員会  3回
指導書編集幹事会  2回
■事業の成果

小型船造船業においては、零細企業が殆んどであり、技術情報の収集及び造船技術勉学の機会に恵まれないため、造船技術革新に伴なう造船技術の習得と小型船造船業法で定められた主任技術者の資格取得を目的として、講習事業の実施が強く要望された、これは又、造船不況に対応した技術力の確保及び強化のためにも期待は大きい。
 このため、通信教育による基礎造船学全般の指導講習を実施し、所期の目的を達成したことは、技術水準の向上と造船技術情報の普及を果し、経営基盤の強化に寄与するところ大なるものがある。





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