事業名 |
IMO基準に適合可能な小型・高効率の船体付着生物除去システムの技術開発 |
事業状況 |
完了 |
団体名 |
日本舶用工業会 |
団体名(ふりがな) |
にほんはくようこうぎょうかい |
事業実施年度 |
2023 |
助成金額(円) |
\39,400,000 |
事業費総額 |
\49,250,000 |
事業種別 |
助成事業 |
事業内容 |
1.船底形状の調査
(1)時期:2023年4月〜6月
(2)場所:兵庫県で実施
(3)内容:船体設計情報が得られた全長175〜330mの一般的な貨物船の寸法情報を基に、船体形状の算出を行った。主ターゲットとしているばら積み船やタンカー等の全長300m級の大型外航船に対し、半径4m以上の曲面を含む洗浄可能面積の割合を算定したところ、少なくとも60%以上の曲面及び平面を有することが想定されるということが判明した。このことから、当初より想定していた半径4m以上の曲面における正常な走行と洗浄を可能とする設計値に対し、妥当性を確認した。
2.設計
(1)時期:2023年4月〜9月
(2)場所:兵庫県、大分県で実施
(3)内容:
a.デブリ回収装置について、ろ過装置の設計改善を行った。ポンプスペック及びドラムフィルタろ過性能の見直しを実施した。
b.船底洗浄ROVの洗浄速度向上と消費電力低減を検討し、追加浮力体の設計に取り組むことで、浮力不足による操縦時の敏捷性の低下を防ぐことが可能となった。合わせて、水中水力の適正化のため、電動スラスタの出力設計値の見直しとケーブル類の設計変更も行った。
c.船底洗浄ROVの洗浄力向上に関する設計を行い、洗浄円盤の薄型化・軽量化により、従来よりも低水量にて、2,000m2/hの洗浄速度下において洗浄残しが発生しない高圧洗浄円盤の設計を実施した。
3.試作
(1)時期:2023年6月〜2024年1月
(2)場所:兵庫県・大分県で実施中
(3)内容:
a.事業2.の設計改善による改良型デブリ回収装置の試作を実施した。
b.事業2.の設計改善による改良型船体洗浄ROVの試作を実施した。
4.陸上水槽試験(字数超過) |
備考 |
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外部参照用URL(CANPAN事業成果物登録用) |
https://nippon.zaidan.info/nf_lib/nf_libServlet/nf_lib1050?np=1019&jigyo_id=0000098599 |
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