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事業名
内航貨物船向けハッチカバーの電動化による船員負荷低減・環境汚染防止システムの技術開発
事業状況
完了
団体名
日本舶用工業会
団体名(ふりがな)
にほんはくようこうぎょうかい
事業実施年度
2022
助成金額(円)
\23,040,000
事業費総額
\28,800,000
事業種別
助成事業
事業内容
1.電動モーターを用いた駆動機の開発
油圧駆動機では甲板機械の駆動源を利用するため、アンカー巻上げ時の必要力量から油圧ポンプユニットの総電力量が導き出される。甲板機械とは駆動源が切り離されるため、ハッチカバーの駆動に必要な力量から電動モーターの電力を計算し、従来に比べ電力消費量の効率化と最大突入電流を軽減するためインバーター制御の最適化を行った。
2.省力化による船員不足への対応
駆動部のインバーター制御とロック機構の電動アクチュエーターにより開閉・ロック時の情報を数値化した。見える化された情報と電動化により遠隔制御が可能となったため、ハッチカバーの近くにいる必要がなく、ブリッジ等からの遠隔操作が可能となり1人で開閉を行えるようになった。また、ロック時のトルクの見える化、緩んだ等の情報から再ロックが必要な場合は警報を発するようにした。見える化により故障箇所の特定が行えるため、メンテナンス性も向上した。
3.デジタルセンサーとの連携機能の開発
前述の遠隔化によりハッチカバーの近くで操作することがなくなるため、開閉時の事故・怪我を防げるが、ハッチカバーの開閉中に船員が近づかないようエリアセンサーを用いて危険エリアを設定した。
4.駆動機と電動アクチュエーター、デジタルセンサーの搭載
通常ハッチカバーは船首尾に駆動機を設置しているが船舶の前後方向の傾きにより開閉に微妙な力量の変化があるため、船首尾に試作機を搭載し詳細なデータを取得の上、実船舶に搭載し検証を行った。
5.報告書作成
備考
外部参照用URL(CANPAN事業成果物登録用)
https://nippon.zaidan.info/nf_lib/nf_libServlet/nf_lib1050?np=1019&jigyo_id=0000097430
1件
事業実施年度
成果物名
2022
2022年度_JSMEA_内航貨物船向けハッチカバーの電動化による船員負荷低減・環境汚染防止システムの技術開発成果報告書
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