平成6年度事業報告書
第1. 一般概要
モーターボート競走事業は、関係者の格段の努力により、健全な発展を続けてきたが平成6年度は、舟券売上額の減少等業界をめぐる情勢は極めて厳しいものがあり、当会は、このような情勢に対応して、振興事業を一層有効適切に推進するよう努め、業務運営にあたっては、その能率化、円滑化を図った。
また振興事業の実施にあたっては、主務官庁及び関係機関の意向を尊重し、政府の重要施策の遂行に積極的に協力し、かつ学識経験者及び関係業界の意見要望も十分考慮してこれらの事業の効率化に協力し、国民経済の発展及び公益の増進並びに国際親善、国際協力に寄与した。
なお、本年度においては、当会の組織体制、業務運営に関する改善計画を立案し、寄附行為をはじめとする関係規程類の整備等を行い、本年度内にでき得る同計画の実施と新体制への移行措置に最大限努力した。
第2. 管理業務
(1) 役員
笹川会長は、平成6年5月31日付けで辞任した大塚正名理事の後任として寺島紘士氏を選任し、平成6年8月1日付けで運輸大臣の認可を得た。
また、笹川会長は西本克己監事を理事として選任し、同監事の後任として船越眞氏を選任し、平成6年9月20日付けで運輸大臣の認可を得た。
平成6年9月30日に寄附行為が改正され、役員の選任方法が変更となり、平成6年12月24日に任期満了となる 山幸夫理事及び細川隆一郎理事については評議員会において再任され、平成6年12月28日付けで運輸大臣の認可を得た。
なお、山根卓二理事については、平成6年11月30日をもって願いにより、小林節理事については、平成6年12月24日に任期満了により、並びに佐藤美津雄理事については、平成7年1月13日をもって死亡のため、それぞれ辞任した。
さらに、評議員会において歌川令三氏及び村山徳五郎氏がそれぞれ常務理事及び監事に選任され、平成7年3月20日付けで運輸大臣の認可を得た。
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