昭和61年度事業報告書
第1 一般概要
モーターボート競走事業は、ここ数年入場人員の低下、売上の低迷等極めて厳しい情勢下にあったが、昭和61年度においては、関係者の格段の努力により売上については前年度にひきつづき若干の増加を、また入場人員についても6年振りにわずかながら増加を示し、好転の状況にあります。
当会としてもこうした情勢に対応して振興事業を一層有効適切に推進するよう努め、業務運営にあたっては、その能率化、円滑化を図った。
また振興事業の実施にあたっては、主務官庁及び関係機関の意向を尊重し、政府の重要政策の遂行に積極的に協力し、かつ学識経験者及び関係業界の意見、要望も十分考慮してこれらの事業の効率化に協力し、国民経済の発展及び公益の増進並びに国際親善、国際協力に寄与した。
第2 管理業務
(1) 役員
昭和61年4月15日付町田千秋理事の辞任に伴い、その後任として、会長は千葉武氏を理事に選任し、昭和61年4月16日運輸大臣の認可を得た。なお任期は前任者の残任期間(昭和62年3月31日まで)である。
また、笹川良一会長、笹川陽平理事、堀家重俊理事及び鴨志田立身監事が昭和61年9月30日をもって任期満了となり、第92回理事会(昭和61年9月22日開催)におかれ、次期会長に笹川良一氏が選任された。同日笹川会長は次期会長として運輸大臣の認可を条件に次期理事及び監事として、同年9月30日をもって任期満了となった役員全員を選任し、昭和61年0月29日運輸大臣の認可を得た。
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