昭和59年度事業報告書
第1 一般概要
モーターボート競走事業は、関係者の格段の努力にもかかわらず、近年入場人員の低減傾向が続いており、昭和59年度においても舟券の売上額が前年に引き続き減少する等、モーターボート競走をめぐる情勢は極めて厳しいものがある。
当会は、このような情勢に対応して振興事業を一層有効適切に推進するよう努めるとともに、業務運営にあたっては、その能率化、円滑化を図った。
また、振興事業の実施にあたっては、主務官庁及び関係機関の意向を尊重し、政府の重要施策の遂行に積極的に協力し、かつ学識経験者及び関係業界の意見、要望も十分考慮してこれらの事業の効率化に努力し、国民経済の発展並びに公益の増進に寄与した。
第2 管理業務
(1) 役員
モーターボート競走業界をめぐる情勢は極めて厳しいものがあり、それに対応した振興事業を一層有効適切に推進するためには、従来以上に各界有識者の示唆・意見が必要であることから、役員増員のための寄附行為の一部改正を行うとともに岩村精一洋氏、山根卓二氏、住田正ニ氏、佐藤美津雄氏、中井武兵衞氏の5氏を昭和59年6月16日会長が理事に選任し、昭和59年7月1日運輸大臣の認可を得た。
さらに、昭和59年7月18日をもって薄木正明理事並びに蔭山幸夫監事の任期が満了したため、昭和59年6月26日会長は次期の理事に薄木正明氏並びに監事に蔭山幸夫氏を選任し、昭和59年7月19日運輸大臣の認可
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