昭和58年度事業報告書
第1 一般概要
モーターボート競走事業は、関係者の格段の努力にもかかわらず、近年入場人員の低減傾向が続いているが、昭和58年度においても舟券の売上額が予想を上回る減少等、モーターボート競走をめぐる情勢は極めて厳しいものがある。
当会は、このような情勢に対応して振興事業を一層有効適切に推進するよう努めるとともに、業務運営にあたっては、その能率化、円滑化を図った。
また、振興事業の実施にあたっては、主務官庁及び関係機関との連絡を密にして、政府の重要施策の遂行に積極的に協力し、かつ学識経験者及び関係業界の意見、要望も十分考慮してこれらの事業の効率化に努力し、国民経済の発展並びに公益の増進に寄与した。
第2 管理業務
(1) 役員
年度内において昭和58年9月17日田坂鋭一理事長が逝去された。また笹川良一会長、篠田雄次郎、笹川陽平、滝澤義夫理事及び鴨志田立身監事が昭和58年9月30日をもって任期満了となり、第85回理事会(昭和58年9月20日開催)におかれ、次期の会長に笹川良一氏が選任され、理事長の後任については、会長一任との議決を得た。同日笹川会長は次期会長として、運輸大臣の認可を条件に次期理事及び監事として、同年9月30日をもって任期満了となった役員全員を選任し昭和58年9月26日運輸大臣の認可を得た。
また、笹川会長は、後任理事長として篠田雄次郎理事を選任し、昭和59年3月12日運輸大臣の認可を得た。
さらに昭和59年3月31日をもって、町田千秋理事の任期が満了となるため
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