昭和43年度事業報告書
第1 一般概要
昭和43年度は、本会の設立6周年にあたつており、業務体制を整備充実してその円滑なる運営を図るとともに、一方モーターボート競走事業の著しい伸展により、予想以上の受入交付金の増収があつたので、振興事業を積極的に拡充実施した。
各種事業の企画及び実施にあたつては、主務官庁及び関係機関との連絡を密にして政府の重要施策の遂行に協力し、かつ、関係業界の意見、要望についても十分考慮して、強力に推進し、これ等事業の効率的効果が挙がるよう努力したので、国民経済の発展並びに公益の増進に寄与することができた。
第2 管理業務
1. 役員
年度初めにおける役員は、理事10名、監事2名であつた。役員の全員が昭和45年9月30日をもつて任期満了となるので、第28回理事会(43.9.17)において次期の会長及び理事長を選任した、また同日、会長より次期の理事及び監事として、桝田 勇氏を除き、その他の全員を引き続き選任し、昭和43年9月18日付け日船振第206号をもつて役員選任の認可を申請した。その後同年同月30日に奥村英雄氏より選任辞退の願い出があつたので、同日付け日船振第222号をもつて同人に係る選任の認可申請を取り下げたところ、10月1日付け舶監第679号をもつて運輸大臣の認可を受けた。
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