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昭和41年度事業報告
第1 一般概況
 昭和41年度は、モーターボート競走事業の著しい伸展により、受入交付金は、当初予定額を大巾に上廻り、予想以上の増収があった。このため振興事業を積極的に拡充実施するとともに、業務運営体制を整備充実してその円滑なる運営を図った。事業計画の策定及び実施にあたっては、主務官庁及び関係機関との連絡を密にして政府の重要施策の遂行に積極的に協力し、かつ、関係業界の意見、要望についても、十分これを考慮して事業の強力な推進を通じて、経済の発展並びに公益の増進に寄与し、もって当会設立の使命達成を期した。
 また、海事博物館建設事業については、着々その準備業務を推進してきたが、本事業を能率的かつ効果的に遂行するには、専門的な法人を設け、これをして博物館建設並びに運営等に当たらしめることが最も適切であるとの結論に達したので、新法人が設立された暁には、本会としては運輸大臣の承認を得て本事業計画を中止し、当該法人が、本事業を完遂し得るよう必要なる措置を講ずることとした。
 
第2 管理業務
1. 役員
 年度初めにおける役員は、理事10名、監事2名であった。年度内において、理事逸見彦太郎氏の辞任に伴う後任として矢部隆治氏が理事に選任



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