昭和39年度事業報告
第1 一般概況
昭和39年度は、船舶振興ビルの完成に引き続き、附属駐車場ビルが完成し、当会をはじめ、関係諸団体の入居を得て、現在海事綜合センターとしての機能を発揮しつつある。このビルの完成を機に、これが管理、運営体制の確立するとともに、前年度に引き続き業務遂行の合理化、円滑化のための諸規程類の整備をはじめ、会報の発行、海事関係図書室の設置等業務遂行のための基礎固めを行なつた。
一方業務面においては、各種振興事業は概ね事業計画どおりの遂行をみて、所期の成果をあげることができた。
また、船舶振興ビルに続く次の長期計画事業として、海事に関する博物館の建設を企図し、これに関する基礎調査を実施した。
なお、この年度におけるモーターボート競走法第19条の規定に基づく、交付金の受入れは、当初計画を大巾に上廻る予期以上の収入をみた。
第2 管理業務
1. 寄附行為
船舶振興ビルへの入居に伴い、当会の事務所が移転したので、これに関する寄附行為の一部を変更した。(39.5.29第8回理事会決議、39.6.29運輸大臣認可)
2. 役員
年度初めにおける役員は、前年度末における小浜清之助監事の死亡によ
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