団体名 | 熱帯海洋生態研究振興財団 | ||||
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団体名ふりがな | ねったいかいようせいたいけんきゅうしんこうざいだん | ||||
年度 | 2016年度 | ||||
事業種別 | 助成事業 | ||||
実施地域 | |||||
実施国 | |||||
事業金額 |
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事業内容 |
さんご礁の維持発展と、サンゴ保全の啓蒙を目的として阿嘉島臨海研究所にて以下の事業を実施した。
1.さんご礁の環境条件とサンゴ群集の現状の把握 (1)さんご礁の水温・光環境等を毎日観測して環境データの蓄積と監視をおこない、現況や変化を把握した。 2016年4月末〜5月初め、水温計を設置し夏季の水温観測を実施、海水温との関連がサンゴの白化現象の主要因と考えられ、解析に用いた。 (2)サンゴ生息量、サンゴ加入量、他生物調査による現況把握 2016年夏季のサンゴの大規模白化現象の把握のため、9月に調査を実施、データ解析した結果を機関紙に掲載。 サンゴ生息量の情報を収集するとともに、サンゴ加入量と他生物の調査をおこない、現況や1年目からの変化を把握した。 2.高機能サンゴ群集再生のための技術の改良 多種サンゴの増殖技術の向上 サンゴ種ごとの適正な種苗生産と育成手法を実験的に検討し、異なる機能をもった多種のサンゴの種苗生産技術をさらに高めた。 2016年5月より多種のサンゴの種苗生産に取り組み、生残を高めるための適正な植え付け方法を種ごとに検討するとともに、効率良く実施できる植え付け後の管理手法を検討した。 前年度に引き続いたアンケート調査を実施、さんご礁保全意識の向上の効果が大きいことが分かり、その価値評価の高さが示された。 3.教育啓発活動の充実とその効果の査定 (1)講演用の教材スライドを作成、パンフレット類の改訂、再発行を進めた。 講演・講義、関連協会に調査指導を年間継続して行った。 講演・講義・実習の参加者に対してのアンケートなどを継続させ、教育啓発活動の効果検討を続けた。 日時:4月〜12月 開催:12回 |
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成果物 |
2016年度 サンゴ群集再生技術を用いたサンゴ礁の維持、発展のための保全活動
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備考 |