団体名 | 熱帯海洋生態研究振興財団 | ||||
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団体名ふりがな | ねったいかいようせいたいけんきゅうしんこうざいだん | ||||
年度 | 2015年度 | ||||
事業種別 | 助成事業 | ||||
実施地域 | |||||
実施国 | |||||
事業金額 |
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事業内容 |
1.さんご礁の環境条件とサンゴ群集の現状の把握
さんご礁の水温・光環境等を毎日観測して環境データの蓄積と監視をおこない、1年目データとともに整理してサンゴ生息状況との関連を検討した。 サンゴ生息量の情報を収集するとともに、サンゴ加入量と他生物の調査をおこない、現況や1年目からの変化を把握した。 2.高機能サンゴ群集再生のための技術の改良 サンゴ種ごとの適正な種苗生産と育成手法を実験的に検討し、異なる機能をもった多種のサンゴの種苗生産技術をさらに高めた。 1年目に生産したサンゴについて育成技術を高め、さらに植え付けを実施して群集再生を図った。その時、生残を高めるための適正な植え付け方法を種ごとに検討するとともに、効率良く実施できる植え付け後の管理手法を検討した。 1年目に検討したサンゴ群集の機能の項目(繁殖可能性、生物多様性向上、観光資源)について価値の査定を試みた。 3.教育啓発活動の充実とその効果の査定 1年目の試作物を発展させ、さんご礁の生態学、モニタリング、サンゴ群集再生について普及啓発するための講演スライドなどの教材の作成、パンフレットの発行を進めた。 講演・講義について、複数の講義項目を組み合わせた研修コースを設定し、そのシラバスを作成した。 1年目に作成したモニタリングや群集再生の実習マニュアルを使用して、その評価と改良をおこなった。 講演・講義・実習の参加者に対してのアンケートなどを継続させ、教育啓発活動の効果検討を続けた。 作成した教材やマニュアル、研修カリキュラムのシラバスなどは、可能な限り公表した。 次年度以降の印刷物の発行の準備をおこなった。 |
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成果物 |
2015年度サンゴ群集再生技術を用いたサンゴ礁の維持、発展のための保全活動
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備考 |